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会派・清明会主催の勉強会

1月23日(木)全員協議会の後は、会派・清明会主催の勉強会が開催され、6人の議員が参加しました。「相談室からみた最近の親と子の問題」と題し、公認心理士・臨床心理士の湯谷 優先生のお話を伺いました。湯谷先生は、白岡市教育支援センターのカウンセラーとして毎週火曜日の午前中、勤務されています。また、さいたま市教育員会スクールカウンセラースーパーバイザーとして、カウンセラーからの相談対応など幅広い活動をされています。また、以前は県警の青少年サポートセンターに勤務をされていた経験をお持ちなので、昔の子どもと今の子どもという観点からもお話を伺うことができました。

校内暴力や暴走族。3年B組金八先生に代表されるその時代(ピークは昭和58年)の非行少年は、エネルギーがあった、元気があった。しかし、元気のない非行少年、つるまない非行へと平成2年ごろから変化し始めたと先生はおっしゃいます。仲間でつるむより、個人で…。現在では、盗撮や幼児へのわいせつ行為といった非行が目立っているそうです。昔は、外に向けていたエネルギーが内に向かっている。

そして、現在の子どもの特徴は、好奇心などの精神エネルギーが低下していること。目がキラキラしている子が少なくなったと。かつて、鬱は大人の病気だったのに、今では子どもの病気でもある。鬱=生命エネルギーの低下。その原因の一つは、遊びの貧困化にある。これは、あくまでも湯谷先生が思うことだとおっしゃっていましたが、私もそのように思います。家庭も学校も社会も…子どもをゆったりと遊ばせてあげる余裕がないですね。放課後は暗くなるまで、遊んだ。雪が降れば、授業をやめて雪合戦した私の小学生時代とは大きく違うでしょう。外で遊べない環境。幼いころからゲーム機で遊び、ネットで遊び。つながっているようでその場にいるのは、自分ひとり。

様々な要因が絡んでいると思いますが、子どもが成長する環境を作るのは、大人の責任であり、子どもの責任ではありませんね。

そのほか、発達障害児の増加や家庭や保護者の問題など。1時間の中でたくさんのことを学ばせて頂きました。

これだけの経歴と実績をお持ちの臨床心理士の先生が白岡市に携わってくださっているのは、とても貴重なことです。優しいまなざしの湯谷先生でした。

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全員協議会から

1月23日(木)の全員協議会では、行政からの報告と事業計画案について話し合われました。

①白岡市議会と君津市議会は友好交流協定を平成29年2月より。災害時相互応援協定を平成30年3月より結んでいます。さらに友好都市協定を令和2年3月23日に締結するとの報告がありました。

②教育委員会からは、令和2年度以降の2学期始業日について報告がありました。外国語授業35時間が増えることにより、2学期の始業日を8月28日にするというものです。令和2年度は、オリパラピックの関係で授業数が確保できるため、実施は令和3年度からになります。増加時間をどのように対応していくのかは、自治体により違います。土曜日授業の振休なしや、毎日6時間授業。など対応は様々なようです。白岡市では、現場の教職員や保護者から意見を聞いたうえで、夏季休業を短くし、始業日を早めることになったとの説明がありました。プログラミングにおいては、全体の6.5パーセントにあたる自治体で準備ができていないと1月9日日本経済新聞に掲載されていたように、教員の働き方改革の声が大きくなるのとは、逆に教員の負担が増しています。議員の質問に対し、教育委員会からは業務の整理、軽減などに引き続き取り組み、労働環境の改善に努めていくというお話もありました。

③福祉課からは、手話言語条例について3回の会議内容の報告と条例案の説明がありました。手話を言語として認め、広めていくことを目的に全国では297自治体が既に制定済みです。今回の条例案で注目なのは、第5条に事業者の役割を入れているところだと思います。聴覚障がい者の雇用先としての事業者。そして、聴覚障がい者が不便なく利用できるお店など、サービスを提供する事業者としての役割です。市内の飲食店などに筆談ボードを設置している自治体もあります。手話の普及と同時に、今、困っていることを解決できる先進事例も取り入れてもらいたいなと思います。