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学区審議会からの答申

今日は冷たく強い雨の一日。
明日は今日より5度高い気温予想と寒暖差が激しいですね。

 さて、今日は4回目の学区審議会で、教育委員会への答申をまとめました。
前回の審議会において、大山小の統合先は、西小と方針が決まり、その後の学区審議会は、
学校適正化計画が策定されてからとなっておりましたが、策定段階において学区が関わってくることから、策定段階から審議会を開催することに変更となりました。

学校適正化計画は、
・令和6年度 教育委員会内部で検討
・令和7年度 学校関係者、地域住民の方々との意見交換など外部との協議
・令和8年度末までに計画策定完了 をいうスケジュールであることが教育委員会事務局より示されました。

委員からは「適正化計画を策定することを知らない保護者も多い。保護者の不安解消の為にも、今まで以上に情報公開をして欲しい」というような主旨の要望がありました。
情報公開に関しては、学区審議会に関わらず、行政全般そして市議会においても言えることです。また、中に入っていると当り前過ぎて、省いてしまう。というより省いていることすらわからない状況も生まれてしまいます。

私たち会派も議会ごとにレポートを出したり、個々のブログやSNSで発信をしていますが、それでも届かない現実があります。「しつこいよ」と思われるぐらいに届けないとダメなんだなと痛感しています。行政には、より市民にわかる言葉で、丁寧に。そして、必要ないかも?ではなく、どんな情報でも発信して頂きたいですね。
必要な時は、検索します。その時に情報が見つからないのが、一番困りますから。

 それから、「他自治体では、何百回と意見交換会をしている。次からは、進め方をしっかり考えて欲しい」という様な要望もありました。
そうなんです。何百回もしている自治体は、統廃合が必要になるだろう10年、15年前から取組んでいるのです。

第2回目の審議会の時だったと思いますが、
「白岡市は、15年前に教育行政の評価点検委員から少子化による学校の統廃合の指摘を受けていたのに、計画策定をしてこなかったのが大きな原因」というような私の発言に対し、
「白岡市では、今でも児童は微増なので、計画を作る必要がなかった」と委員(元校長先生)からの発言がありました。

いやいや。
だから、今回の大山小学校統廃合がこのような状況になってしまったのでしょう。

その他
「統廃合は、白岡市だけじゃない。全国どこでも同じ状況」
「子どもの学習環境の整備を一番に考えて欲しい」という様な意見もありました。

白岡市が特別ではなく、全国で統廃合がされており廃校後の校舎の活用が進められています。
今週の木曜日に新聞折込みされる連合会派のレポートにおいて、遠藤議員が触れていますが、文科省は、「みんなの廃校プロジェクト」を立ち上げ、校舎の利活用を推進しています。
詳しくは⇒  https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/1296809.htm

文科省HPより

廃校後に草ボウボウで廃墟化するのではなく、学校を違う形で利活用していく。それこそ、地域のためになる新たな形です。

明後日28日の臨時教育委員会において、今回の答申が示され正式に統合先が西小学校と決定する見込みです。

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卒業おめでとう

3月22日。白岡市東小学校の卒業式でした。

68名。
今日で総数2661人が巣立った白岡東小学校も来年は30周年を迎えます。

学校現場に行くと、いつも思います。
先生ってやっぱり偉大だなって。
そして、素敵な仕事だなって。

過酷な労働環境であることは間違いなく、大変なお仕事であることも間違いないです。
しかし、やっぱり先生って素敵です。
そして、偉大です。

毎年、多くの子ども達のサポートをし、間近で成長を見つめ。
そして、一人一人と信頼関係を築いていく。
ここには、保護者が入り込めない特別なものがあるんだろうなって思います。

今日、司会を務めていた教務主任は、息子が9年前、卒業した時の担任の先生でした。
子ども達のために、今も現場で頑張っている姿がとても嬉しく、そして頼もしかったです。

寒さから鼻水が出たら嫌だな。
卒業生の保護者でもないのに、泣いていると思われたらな・・・なんて考えていましたが、
子ども達の歌声が始まる前から、感動してしまい。涙が止まらなくなってしまいました。
(私は卒業式の来賓には相応しくないですね)


キレイな心のままで育って欲しい。
優しさと勇気をもって、明日からの日々も送って欲しい。
そんなエールを子ども達に届けます。

そして、やっぱり先生って偉大で素敵!
子ども達のために本当にありがとうございます。
この気持ちを届けます。

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大山小廃校に関する議案審議

雪で迎えた8日の朝。

大山小学校廃校の議案審議が委員会で行われ、「廃校を2年延期する」修正案に決まりました。(最終決定は、3月19日の本会議です)
・・・
最新の児童推移。PTAによる保護者意識調査の結果から、私は1年の延期を考えていました。
廃校の話が出てから半年という速さで進められてきた事から、ここからは、時間的余裕のある中、統合先との交流授業の充実など、子ども達の環境を整えるための時間をと考えていました。 
 しかし、2年の延期の根拠も明確ではなく、到底受け入れる事は出来ないため、その修正案に対し、反対いたしました。
以下は、反対討論の内容です。
・・・
議案第84号の修正案に反対の立場で討論いたします。
前提として、教育委員会は、地域により教育格差を生むなどの問題が生じないよう、市内の全児童が公平な教育を受けられる環境を整備するのが責務であり、今回の条例改正は、その責務を果たすためであることを理解しています。
・・・
令和6年度は、私費負担教諭の配置により、複式学級が解消されますが、最新の児童推移見込みでは、令和7年度には2年生と3年生。4年生と5年生。の2つの複式学級が発生します。昨今の教員不足問題は白岡市も例外ではなく、複式学級解消の為にさらに1名の私費負担教諭の配置も確実にできる保証はありません。 また、例え複式学級が解消されたとしても、令和7年度は1年生~4年生までが一クラス、一桁しかいない児童数であり、令和8年度は6年生を除く全学年が一桁の児童数になってしまいます。この人数では、複数のグループに分かれての学習の機会はなく、集団としての学びを得ることが減ってしまいます。

 これは、全ての児童が同じ基準で教育を受ける機会や教育の均等性が保たれているとは言えません。 さらに、教育委員が今回の条例改正に同意したことは、重く受け止めるべきだと考えます。なぜなら、「教育行政の意思決定をする責任のある立場」の方が示されたことだからです。 しかし、廃校の話が出てから半年も経たずに決める今回の進め方は、拙速だと言わざるを得ません。保護者や住民の方々が環境の変化を受容するまでの時間としては、まだ不足していると考えます。 さらに議員になってから大山小学校廃校問題が出るまでの間。市内児童生徒数の推移に着目し、学校規模適正化計画の策定を求めるなど、議員として出来ることをしてこなかったことの反省も踏まえ、1年の延期はやむを得ないと思っておりました。 今回の修正案は、2年の延期です。令和8年度の6学年以外の学年が全て一桁といった状況は、集団での学びの保証も然り、同じ基準で教育を受ける機会や均等性が保たれない状況をさらに継続することになり、児童の学習環境を考えた時、現実的ではありません。
よって2年延長する修正案には反対いたします。 

2年延期という事は総児童数37名。
1年4名 2年5名 3年4名4年6名 5年5名 6年11名まで存続です
・・・

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部活の地域移行

 投稿が遅くなりましたが、一般質問2問目は中学校部活動の地域移行でした。
特に今回は”持続可能”に焦点を置いて質問しました。ブログでも何度か取り上げてきましたが、白岡市は、埼玉県内で最初のモデル事業として始まり、令和5年度で3年目となりました。
今年度だけでも19団体の視察。そして、シンポジウムでの事例発表など先進事例として全国から注目されています。これは、素晴らしいことです。
 しかし、令和8年(予定)までに完全移行した後、国・県からの委託料がゼロになる事を考えれば、今から自主運営による持続可能な地域クラブ活動を考える必要があります。
 実際問題として、教員のボランティア(残業代なし)により成り立ってきた部活動を学校から切り離して、地域団体で運営していくのは、とても難しいことです。
なにより、指導者に対する謝金が発生しますので、受益者負担(保護者から会費を徴収)は避けて通れない問題です。令和5年度の計画では、この受益者負担も盛り込まれていましたが、それも含め計画通りに事業が進められてこなかった現状があります。
 今後、市の一般財源と受益者負担で運営することになった事を考え、現在の問題点を改善し、持続可能な地域クラブ活動として運営出来るように。そして、後から続く自治体の参考になることを期待し質問をしました。以下、6点につき質問をしましたが、ブログでは④⑤についてお伝えしますので、その他は議会録画中継でご確認頂ければと思います。


①県に提出した事業計画書のとおりに取り組めていない理由は。
②適切に運営されているかは、誰がどのように確認しているのか。
③後期委託事業者の見積りを妥当だと判断した理由は。
④令和5年度の予算総額と決算見込額を伺う。
⇒ 予算総額12,504,000円 決算見込額620万円 執行算 約600万円
執行算が600万円あるという事は、12月議会で235万円の予算追加することはなかったわけです。

⑤委託事業者により契約条件が違うのはなぜか。
⇒ 委託契約時の保証金免除の査定が杜撰(契約規則に則っていない)であったこと。なおかつ、契約書では保証金の支払いが必要とされているのに、納入されていなかったことがわかりました。契約書通りに履行されていないことは、単なる事務的ミスという言葉で済まされる事ではなく、市の信頼に関わる大きな問題です。

⑥持続可能な地域クラブ活動を運営するための今後の方針について
ア 受益者負担はどうなるのか。また、部費と会費の税制上の違いはあるのか。
イ 平日の地域移行について
ウ 地域クラブ活動の委託について

 また、昨夜(3月3日)は、第22回部活動のあり方を考える研究集会(兼長沼科研公開研究会)「部活動の地域移行は、なぜ過去に失敗したのか」に参加しました。
講師は、関西大学の神谷 拓教授。
人口からみた公共施設の数や受け皿となる団体の数など。諸外国と比較し、いかに日本がここにお金をかけて来なかったか。そして、そのような環境だから、日本は学校に依存せざるを得ない状況であること等など、今までに参加した部活動の地域移行の話とは、全く違った視点からの話で、とても勉強になりました。
 過去に地域移行に失敗?という点も引っかかっていましたが、1969年から始まった中学校の必修クラブ。これがまず、1回目の地域移行に向けての動きだったそうです。
確かに、中学の時に部活動とは違うクラブ活動が、授業時間内にあって、私はソフトボールやけん玉クラブに所属していました。
 2回目の地域移行は、1998年に始まった総合型地域スポーツクラブ制度。
2回も地域移行に挑戦し、失敗に終わった過去と今の地域移行。
大きな環境の変化がないどころか、公共施設の統合などもあり施設は減っていきます。
 また、地域によっては指導者が見つからないなどの問題もあります。
そもそも、部活動が進学の評価とされている以上、やはり地域移行は難しいですね。

国の予算も当初予定していた額より遙かに低い状況の中、自主運営するにあたり、一般財源だけでなく、受益者負担をどこまで求めていくのかも大きな課題です。

 そして、部活動は教育的格差をなくす役割もある中、受益者負担が生じる地域クラブは活動できない生徒を生むことにもなってしまいます。
 一方、今回の地域移行の理由の一つである教員の働き方改革と深刻な教員不足を考えた場合は、地域移行しないと存続できないと言った危機感があることも確かです。

昨年、白岡市で開催した部活動シンポジウムに登壇して下さった長沼先生のお話(東洋経済より)https://toyokeizai.net/articles/-/514005

今回の地域移行は、
3度目の正直となるのか、2度あることは3度あるになるのか・・・。

地域クラブ活動の令和6年度当初予算は、1、2532、000円
(内訳:委託料8、392、000円 一般財源4、140、000円)です。
※委託料は、決定ではありません。

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子どものネット利用

 埼玉県ネットアドバイザーの資格更新案内が、県の担当課から届きました。
2010年1期生として養成講座を受講し、13年間。埼玉県内、そして個人的な活動としても幅を拡げ、遠くは青森での講座を開催するなど、活動してまいりましたが、今期で引退することにいたしました。
 娘が中学2年生の時に受けたネットいじめを岡しげお県議(当時)に相談したことをきっかけに、この制度が導入され活動が始まりました。岡氏のお蔭で、埼玉県は、行政主導の体制が構築され、全国でも早い段階からの保護者への啓発講座が実施されるようになりました。

 なぜ、引退することにしたのか。
それは、「学校現場で背負わせる問題ではない」と思う気持ちが強くなったからです。
当初から”与える保護者の責任”であることは、アドバイザー共通として伝えてきたことですが、トラブルは学校に持ち込まれ、対処するのは教員というのが現実です。
英語やプログラミング、タブレット学習等など、専門的知識を必要とする学習の増加。そして、コロナ感染症などの対応。さらに、校外で起きた事でも、何でもかんでも学校に持ち込まれる現状。これでは、教員もパンクしてしまいます。
 学校は、本来すべき役割だけに戻るべきだと思うのです。
深刻な教員不足に歯止めをかけないと、子ども達への教育を保障することが出来なくなってしまいます。
・・・
保護者は安心安全のために連絡手段として与える。これは、13年前も今も変わらないと思います。それなら、なぜスマホ?なのです。
子どもにとっては、最高のおもちゃです。それも昔なら考えられないぐらい高額なおもちゃ。
それでも与えるのなら、やはり「与えた保護者の責任」。

そして、保護者として子ども達に
「どんな情報に触れて欲しい」と思っているのか。
「ネットから何を知って(得て)欲しい」と思っているのか。それに尽きると思います。

大人でさえ、俗にいう「良い」使い方をする人ばかりではない環境で、まだまだ知識や経験の少ない子どもが、「良い」使い方だけをできるわけはありません。
そして、保護者が望む「情報」だけに触れるわけではありません。
・・・
与えた保護者が管理できないものをなぜ、教員が?
このネット問題だけでも、教員が疲弊しているのは、それこそネットを見ればわかります。
・・・
誰かがなんとかしてくれる。
そうではなくて、与えた保護者が責任を持ってなんとかする。
その覚悟がなければ、やはり持たせるべきではないと思うのは、13年前から変わっていません。

現在は、全児童生徒にタブレットが配布され、13年前とは状況が違います。
そして、どんなに予防線を張っても、子どもは達は、抜け道をみつけるもの。
だからこそ、ネット環境を使う前に、そして使ってからも保護者の関わりが大事なんだとおもいます。

私も「携帯電話が欲しい。スマホが欲しい」という我が子とも、なんども衝突しました。
相当、憎まれたと思います。
でも、今は、それで良かったと思えます。
・・・
ネットに限らず、どんな事であっても「ここから先はダメ」。
この線引きがしっかり持てる子に育てば、本当の意味での安心なのではないでしょうか。

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ありがとうのバレンタイン

2月14日。初めてチョコレートを渡したのは、小学校6年生の時。あの頃は、友チョコなんていうものもなく、好きな人だけに渡すバレンタインデーでしたが、今は、”ありがとう”の感謝のチョコですね。そんな今年の2月14日は、高沖秀宣先生の勉強会と学区審議会でした。


勉強会には、白岡だけでなく、改革ネットの議員さん。蓮田、久喜、吉川、宮代などの議員さんに参加を頂きました。今回の勉強会は、セミナー形式ではなく、議会運営に関しての疑問を質問し、先生に答えて頂く形でした。白岡市議限定にせず、他自治体議員の方にもお声がけをしたのは、先生からの話に加え、「うちの議会は、こんな感じだよ」といった話が聞けるかな?ということを期待したからです。

私が質問したのは、付帯決議、動議、継続審査についてでしたが、先生の答えだけでなく、「うちではこんな感じ」といった他市議会の実践を聞くこともでき、期待通りの展開でした。
学区審議会に出席のため、私は正味30分ほどで退出しましたが、有意義な勉強会になったことは間違いないです。昨年1月に先生のセミナーを受講してからのご縁。ありがとうございます。


そして、学区審議会は、2つの議題を審議しました。
1 大山小学校が廃校になった場合、どこの学校に統合するのかの方針を決定すること
  → 西小学校

2 市内全域の学区見直しについて
  → ・西小学校は、大山小学校と統合されても現状では学級数は変わらない
    ・これから約3年かけて、学校の適正規模、適正配置の計画を策定し、その上で再度、  
     学区審議会に諮問したいという理由から、市内全域の学区見直しは、計画が策定され
     た後にするという方針が決定しました。
  その際、私からは「国庫補助金を活用し、西小にプレハブ設置を要望」しました。教室不足
  はないといっても、特別教室を潰しての対応ですから。

今回の決定は、あくまでも方針であり、最終答申は、3月26日の学区審議会になります。
なぜ、西小が統合先と本決まりではないかと言うと。
3月議会で、「大山小学校は廃校しません」と議会が判断した場合には、必要がなくなるからです。なので、あくまでも最終決定、答申は議会終了後の3月26日となるわけです。


先の3連休で大山地区行政区3カ所の、住民の方々との意見交換を終え、文教厚生常任委員会として予定していた継続審査も終わりました。意見交換会時の音声の文字起こしも、先ほど終えやっと一息といったところです。仕事をしている私を温かく見守ってくれているニャンズ。
今日もありがとう。

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若い世代に人気の政治の話

 2月9日。朝9時~の打合せの後は、杉戸町にある「みんなの庭」に行きました。
ここを訪れるのは、今日で2回目。初回は、環境活動家の谷口たかひさ氏のお話会。
そして、今日は元衆議院議員の堀越けいにん氏の「日本の教育とこどもの人権」と題したお話会でした。
ここ「みん庭」は、地域コミュニティーの場として、色々なことにチャレンジしていて面白い場所です。本日の参加者もなんと私の娘と同じ歳の方もいたりと、とにかく参加者が若い!
政治の話で、しかも平日の昼間に若い世代の方が多く集まるって、すごいです。

けいにんさんのお話は軽快だし、分かりやすいので、政治に参加するって大事だなぁと
すんなり入ってきます。午後の打合せのため、途中までしか拝聴できませんでしたが、それでも得るものが多い時間でした。

 さて、次回議会の一般質問では、教員の働き方改革を目的に行われている部活の地域移行のことを扱いますが、今日も「日本の先生は、本当に多忙で大変なんだよ」というお話がありました。その時に使われたのが、OECD国際教員指導環境調査です。(2018年は48カ国と地域が参加)

1週間の仕事時間、授業時間、部活動時間です

上の表は、公表されている結果から抜き出したものですが、勤務時間は、日本がダントツ。
そして、部活においても日本がダントツ。日本の7.5時間の次は、カザフスタンの3.1時間です。そして、授業と部活の割合を見ても、他の国に比べ日本の部活動の異常さがわかります。

「日本の深刻な教員不足をどうするんだ!」。
その解決方法は、この調査の結果に現れていますね。

 それから、日本財団の18歳意識調査も今日のお話で取り上げていました。
例えば、下記は価値観・ライフデザイン調査の結果から、抜き出したものです。
少子化が叫ばれる中、結婚や子どもに関して、どのような意識なのか?というと・・・

このような調査結果から、現実を捉えること。そして、このような状況を変えたければ、やっぱり政治に参加することですね。

 ただ、残念なことに。
裏金問題など政治家の汚い部分が目立ち過ぎて、無関心になってしまう方も多いのだとも思います。「居眠りをしているだけで、高額な給料を貰える仕事」というイメージだけでなく、「悪いことをしても、お咎めなしの仕事」というイメージも定着?

そのような中、今日のお話会に参加されている若い世代の方々を見て、期待と希望を感じました。
そう、参加することで変えられる。
諦めたらそこで終わりなんだよな。

今日も充実した一日でした。

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次回の一般質問では

連合会派視察2日目を書く前にこちらを先に。

2月22日開会予定の議会における一般質問は2問で、一つは持続可能な地域クラブ活動についてです。
教員の働き方改革を目的に始まった地域部活動への移行(現在は、地域クラブ)ですが、様々な課題が山積しており、これを一律に全国で対応するのは、無理なのではないか?と思っています。
こんな大がかりな事をしなくても、平日の部活動は3日で土日は休みとするだけでいいのでは?というのが私の当初からの考えです。「外国では、サッカーで名門のクラブチームの下部組織でさえ、毎日は練習しないのに、なぜ、日本の部活動は、毎日練習するんだ?子どもの体を考えれば休息が必要なのに」との話を以前、聞いたことがあります。なので、子ども達の休息も取れるし、教員の負担も軽減され、一石二鳥だと思うのです。
 ただ、これだと経験した事もない種目の顧問にさせられたりといったことが解決しないのが問題ではありますので、完璧ではありませんが。

 しかし、一般質問するにあたり埼玉県中体連を調べていたところ、それだけでは解決できない過酷過ぎる教員の現状を知りました。
これはネットで公開されている資料になりますが、ぜひ、目を通してみてください。
http://www.saibad.com/chuugaku/2023/chdaihyour05.pdf

自分の学校は負けてしまっても、審判などの役割がある話は知っていましたが、大会の運営を教員が行うって、ここまでなの?って驚いています。これだけの資料を作成するだけで、どれだけの時間を使っているのだろうか。しかも、これに沿った当日の運営。
これって教員の正規の仕事なのでしょうか?

白岡市は、モデル事業として国から委託を受け今年度で3年目。他自治体からの視察も多く、先進事例として注目されています。しかし、この地域移行が始まった当初からの懸念材料であった受益者負担(会費)は、まだ踏み切れていません。

部活動の顧問になった教員は、わずかな手当で土日に指導し、通常授業を終えたあと残業代もなしで、平日の指導にあたっています。ボランティアで支えられてきたのが部活動なのですよね。
だから、地域移行しても受益者負担が求められない?って事なのでしょうか。
でも、人が動く、働くことに対価が生じるのは当然だと思います。

 以前、子育て相談員をしていた時に教員を夫に持つ、母親から「土日も部活。家族の時間が持てない。家族との時間を大切にして欲しいのに」といった相談を受けたことがありました。
その当時、お子さんは2歳でした。

もし、パートナーがこのような状況だったら、どうだろうか?

今回の質問内容とは、少し違った今回のブログの内容ですが、なぜ部活動改革が必要なのかを共有できたらとの思いです。

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寝屋川。連合会派で視察(1日目)

今年度の連合会派視察は、1月29日~1泊で大阪府に行ってきました。テーマは、教育と防災です。
1日目は、市長部局にいじめ対応をする「監察課」がある寝屋川市。
全国唯一の取組で「寝屋川モデル」として有名です。
年間の視察数は30件と多く、私たちの視察の後も他自治体が控えているほどで、
視察出来たことは幸運でした。

画期的なのは、独立行政である教育委員会の垣根を超え、市長部局と教育委員会がタッグを組んだということ。これは、”子ども達に選択肢を増やし、いじめゼロを目指す”といった市長2期目の広瀬さんの公約とのことで、初当選した年の10月には実現した肝いりの事業です。

寝屋川市ホームページより

●教育的な指導による人間関係の再構築を目的とした教育的アプローチ。
●いじめを人権問題として捉えいじめを即時に停止させる行政的アプローチ。
●弁護士費用の補助など法的アプローチ
教育・行政・司法の側面から、いじめ問題を捉え、各々の役割を果たしいじめを解決するといった独自の取組です。
 また、毎月1回は、いじめ通報促進チラシを児童生徒に配布しており、通報窓口の周知だけでなく、抑止力としての効果もあるとの話がありました。

いじめ通報促進チラシ

 そして、この取組の根拠法令として「寝屋川市子どもたちをいじめから守るための条例」が制定されており、さらには、「寝屋川市いじめ被害者支援事業補助金交付要綱」として、弁護士費用等支援、転校費用等支援、物品の買い換えなどによる現状回復支援が定められています。

この補助金交付を除けば、実質かかる予算は、毎月配布するチラシぐらいのもので、予算確保が大きなハードルになるものではないこともわかりました。

いじめは、全国どこの自治体でも抱える大きな問題です。
この取組が全ての自治体に拡がれば、今よりもさらに子ども達を守ることが出来ます。

今回の視察をまとめ、白岡市でも実現できるよう連合会派で動いていきます。

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課題解決のために

現代は、様々な動画が配信され、本当に便利な世の中になったなと感じます。
他自治体の議会中継を視聴することで、議会運営の勉強になることは勿論ですが、
最近は、行政としての取組や首長の考えがわかる動画にはまっています。

「越権」と言われ兼ねない公教育の改革を選挙公約に掲げ、当選した平成9年生まれの芦屋市の
高島市長の公教育の改革は、その子その子にあった学習の保障です。

・視覚から入る情報で勉強したい子
・聴覚から入る情報で勉強したい子
・今まで通りの授業形態で勉強したい子 などなど。
現在の授業形態だけでなく、学ぶ、知識を得る手段を拡げることです。

素晴らしいなって思います。

動画という視覚と聴覚から得られる情報で学んでいる今の私ですが、もっと深く知りたいと思えば、ネットで検索し調べ、さらに知りたいと思えばセミナー開催していないかな?と情報を探し、自然と対面で学びたいと繋がっていきます。これはあくまでも私の場合ですが、でも、入口が選べてそれが自分に適していれば、学ぶ意欲は断然に違うのは、皆共通だと思います。

 一方、福岡市の高島市長は、授業は全ての学校で共通の動画配信(一番優れた教師による動画)にして、教員は補助的役割でよいのではないか?という発想です。
昨今の教員のなり手不足は、深刻な問題なので、その課題解決として大きな転換が必要だとの考えに賛同できます。

 このように独立行政である公教育(教育委員会)に関しても、首長が発信できる時代になったのですね。
自治体の規模の違いはあるにせよ、社会課題の多様化による複雑化は、全国どこの地方自治体も共通課題です。


過去に捕らわれ、あれはダメ。これは守らないとって、こんな事ばかりやっている自治体が多い中、このような首長がいる自治体との差は、今後ますます大きくなるばかりだなと感じます。

 そして、「40年後、66歳」の芦屋市長は、とにかく未来の芦屋市の為には、子ども達のことを考えることが最重要だと言っています。