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正解のないクイズ

車中で流れていたテレビ東京の
”誰でも考えたくなる「正解のないクイズ」”。
たまたまだったけれど、とても面白い番組だった。
今回は、童話がテーマ。

国際弁護士の清原さんは、「チーター」を登場させた。うさぎとの勝負の後にカメはチータと競争する。しかし、当然ながら負けてしまう。でも、カメは自己ベストが出せたと悔しがってはいない。この教訓は「大切なのは他人との勝負や比較ではなく、自分の成長である」ということ。なるほど・・・

イエール大学の成田助教授は「自転車に乗る人類」を登場させた。生身の人間は、鷹には勝てないが、人類は道具を使って自分の力を拡張させる事が出来る。教訓は「人間の凄さは道具を使うこと」なるほど・・・

昆虫研究家の篠原さんは「人間」を登場させた。サボったウサギには勝てたけど、カメより走るのが上手く持久力のある人間にカメは勝てない。もともと不得意なことを努力することよりもカメなら水中で息を止められるとか、方向性の正しい努力をした方が満足度が高くなるのではないか。教訓は「向いているものをやった方がいい」
なるほど・・・

環境活動家の谷口たかひさ氏も全く同じことを言っていました。
泳ぐことが得意な魚に、木登りをさせようとするのが今の教育である。
木登りは木登りが得意な猿にさせればいいのだ。苦しみながら努力することが美談。それが全て良しとされる、それが教育なのであろうか。

みなさんなら、ウサギとカメにどんなキャラクターを加えますか?

番組視聴はこちらかできます。
https://www.tv-tokyo.co.jp/seikainonaiquiz/lineup/202307/27291_202307191730.html

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子どもの命を守るためには

7月18日(火)は文教厚生常任委員会で千葉県野田市役所に行政視察に伺いました。栗原心愛ちゃんが虐待を受け命を失ってから2年半。あの凄惨な事件後、行政はどう変わったのか?今回の視察目的は児童虐待についてでした。
人員配置から始まり、様々な対応策が講じられていました。そして、ここまで取組まないと子ども達の命を守っている事にはならないし、守れないのだと強く感じました。行政視察後は、意見書を提出することになっておりますので、今回はその意見書をそのまま掲載します。
以下 行政視察意見書です。

視察終了後に担当部長に尋ねてみた。
野々口  「白岡市では年に100件の要対協案件があるが、ケースワーカーは3人です。いかが思いますか?」

担当部長 「ケースワーカーが少なすぎますね。網の目からこぼれ落ちている子ども達がいると思います。どこの自治体もそうだけど、確実に言えることはマンパワーの不足が問題です。」
野田市では、あの凄惨な虐待事件が起きてから、すぐに所管する部の体制を変えることから始めており、現在、この課は様々な専門的知識を有している職員を含め30名いる。

「二度とこのような事件を起してはならない。子ども達の命がかかっているのだ。ここに職員を多く配置するのは未来への投資である」と語ったのは、事件後すぐに所管である健康こども部に拝命された部長である。

「子どもの命を守ること以上に優先させるものはない」という信念とこの部長のリーダーシップにより、現在の野田市の子ども達が守られていることを実感した。

特に以下3つの対策については、他自治体では例をみないだろう。
 一つめは、通報があれば、すぐに現場(学校や幼稚園、保育園など)に行き児童生徒を市役所で保護する事である。児童相談所職員が保護する場合においても「連れ去り」は大きな問題となる場合が多い。さらに保護者との関係性を考え「一歩」が踏み出せないこともある。野田市には、突撃することに対する不安を払拭するだけの強い意志と環境がある。

二つめは、警察の介入だ。他の虐待死事件からもわかるように児相職員や自治体職員が訪問しても居留守を使われたりと面会が出来ないことが多い。また、警察も事件でないとはなかなか関わってもらえないとの認識であった。
 しかし、野田市は訪問した時に拒否されれば重篤と判断し、警察に連絡する体制になっている。このように警察が積極的に関わることが他自治体でも当然となれば、虐待死は未然に防ぐことができるだろう。
 三つ目は、教育委員会内に健康子ども部の分室が設置されていることである。執行部と教育委員会の壁を取っ払い連携することは、こどもの命を考えれば当然の体制ではあるが、そのぶ厚い壁が崩せない自治体が殆どである。不要な壁と認識しているのに、実行できないのが現状である。

様々な対策が打ち出され実行している野田市。事件があったからここまで充実した対応がとられているのだろう。
では、白岡市はどうなのか。
まだ未解決事件とはいえ、市内の中学校に通学している生徒一人が亡くなっているのである。担当部署もその家庭への関わりは、持ってきたであろう。しかし、野田市の部長は「見守りは支援ではない。支援ネグレクトにしてはいけない」と言い切った。

命を守れなければ意味がないのだ。
白岡市は、なにが不足していたのか?どうすれば彼を救うことが出来たのか?事件解決とは関係なく検証できるはずである。また、それはしなければならない。
それに真っ向から取組まない限り、白岡市における児童虐待の根本的な解決には、辿りつけない。今回の野田市行政視察は、まずは市内で起きた事件の検証をしてこそ活かされるものだと思う。早急な対応を要望する。

1時間30分全ての説明をして下さった部長の話は、随所随所に本心からくる言葉がいくつもあったが、特にこの言葉は聴いていて辛かった。

「信頼できるはずの大人が頼りにならなかった。
大人の助けを待っていた心愛ちゃんは、最後は大人の助けをあきらめ死を覚悟していた。もう二度と起してはいけない。信頼できる大人にならなければいけない。」
その時の心愛ちゃんの気持ちを考えるといたたまれなかった。

これは野田市だから起きたことではない。どこの自治体でも起こり得るのである。だからこそ、行政職員一人一人が頼りになる信頼できる大人の存在であって欲しいし、私も一人の大人として信頼できる存在になりたいと思う。
事件が起きてからでは手遅れなのだ。
子どもの命をもっと重く真剣に考えるべきだと強く思った視察であった。 
以上



最後に私があえて栗原心愛ちゃんの名前を記載したのは、事件を検証した専門家の報告書からの一文を読み、共感したからです。

(報告書より)
本児の名前を出したのは「名前のある個人として無念のうちに亡くなった子どもを「本児」」で終わらせることがしのびなかった。亡くなった本児の個人の尊厳を重視した。


心愛ちゃんのご冥福を祈ります。

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夏休みの宿題は

誰のために、なんのために必要なのかな。
数年前に出てきた宿題代行業。
メルカリ、Yahoo、楽天は平成30年に文科省と合意文書を交わし、取引はできなくなったけれど、他のサイトで利用は可能ですね。

生成AI(ChatGTPなど)を利用した宿題について、文科省は「夏休みの宿題での使用は認めない」方針を7月初旬に出したけれど。
提出された場合、生成AIが作成したものだとどうやって判断するのだろうか・・・
既に大学現場からは、「見分けがつかない」との声があがっているとの記事を読んだ。

宿題代行業が出てきた数年前。
「中学受験の勉強に専念させたい」という保護者からの需要が多く、宿題もお金で買う時代になったのかと衝撃を受けたな。

そもそも。夏休みの宿題ってなんのために必要なの?
そんな疑問も生まれてくる。
自由研究は親の協力が必須と言っても過言ではない。
「読書感想文の書き方」なる本まで発売され、推薦図書と同じ場所に置いてあったのには驚いた。
私が子どもの頃は、感じたままを書かせてくれた。3行で終わる友達もいれば、長い感想を書く友達もいた。昔は、それで良かったのにな。

推薦図書でもなく、とにかく大好きだった「ゆきごんのおくりもの」。
大好きという気持ちを書いた感想文が選ばれた時は、本当に嬉しかったのを覚えている。

夏休み前になると。
「宿題が大変」と憂鬱になるのは、現代では保護者。
このような事も宿題代行業に繋がるのではないかな?

皮肉にも宿題代行から届いた作品が
生成AIで作られたものだったりして^^;

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県外に調査

 議会閉会中に行われる所管事務調査。(常任委員会ごとに所管している事業等について調査=勉強すること)
私の所属する文教厚生常任委員会では、7月に久しぶりに県外に行くことが決まりました。調査をスムーズに行うため、訪問前にあらかじめ質問事項をまとめる必要があるのですが、今回はとても辛く、なかなか進みません。

というのは、今回の調査先は千葉県・野田市であり、児童虐待防止策についての調査だからです。
父親からの凄惨な虐待に対し、小学校4年生の心愛ちゃんがSOSを発していたのに、彼女を助けることが出来なかった事件。


あの事件後、野田市はどのように変わったのか?
白岡市でも役立てるために調査に伺います。

質問事項をまとめるために、今、読んでいるのは検証報告書です。
性被害にまで遭っていたこと。この報告書を読むまで知りませんでした。
 

    しかし、読むのがとても苦しいです。

読むだけでも苦しくなるような虐待を心愛ちゃんは受け続け、命がつきてしまった。
SOSを出しても誰も助けてくれない。
そんな大人でいいわけない。

子どもは、愛されるために生まれてきた存在なのに。
愛してもらえるはずの人から虐待を受ける苦しみ。本当に辛い。

子どもは、一人では生きていけない。
まだまだ経験も少なく、未熟で。
体も心も小さいから。
だから、守られるべき存在なんだ。



何をもって大人なの?

そして、大人として子ども達のために何ができるのかを
みんなで考えていきたい。

野田市HPで報告書は公開されています
https://www.city.noda.chiba.jp/kurashi/kosodate/shien/1025003.html

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こども家庭庁

寒かったり、暖かかったり。この週末の温度差は大きかったですね。

私は休日もなく、あれやこれやと忙しい週末でしたが、スマホの写真がいっぱいになってしまったので、整理していたところ懐かしい写真の数々に思い出巡りになってしまい気がつけば日曜日の午後10時😲

家庭教育研究所の冊子より

お~ 今から9年前(49歳)。
”若かったな”としみじみ写真を見て、後から冊子を読み返えし。

篠津中学校における家庭教育学級で

これは、2016年頃だったと思います。
市議になる前は、ネットアドバイザーとしての活動を今よりも多く引き受けていましので、白岡市だけでなく埼玉県内、東京都、栃木県など多くの自治体で講座を開催させて頂きました。子ども達の様子や保護者の意識。また、教育委員会の取組や学校の対応など、それぞれの違いもよくわかりました。

インターネットやゲームは、私たちの生活をそして、子ども達の生活や友達関係、コミュニケーションを大きく変えたことは間違いなく、メリットだけでなく、デメリットがある事は、当時よりも多くの大人が認識していると感じます。

4月1日には、「こども家庭庁」が設置されます。
当初は「こども庁」だったものが、こども家庭庁となってしまいました。
どんな省庁になるのでしょうか。
子どもの権利条約が重視され、子どものために役割を果たしてくれる省庁であることを期待しています。

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自分がコロナに 感染しなければいい

12月5日(月)に埼玉県から発表された資料です

 しかし、今朝も小学生は100%マスクをして登校していました。また、朝マラソン時や体育時に「外してもいいですよ」と言われても、既に外せなくなっています。だからこそ、今回の請願では「マスクを付ける、マスクを付けない」といった選択制を周知して欲しいというものでした。
7日の文教厚生常任委員会で請願の審議に費やした時間は約2時間。
黙食指導の撤廃については何一つ質問はなく、殆どの時間が「選択制」という言葉についてでした。

その前に・・・。
委員会が開始して、まず注意を受けたのは私でした。前日の夜から喘息の発作が起きてしまったため、息苦しくマスクを付けたり外したりしていたのですが、それが委員会のルールに違反しているとのこと。私は、その時、委員会の場で一言も発していませんでした。会期中に喘息が起きた時は、今までもありましたが、我慢してマスクを付けてきました。        しかし、会話をせず、十分な間隔の確保、喚起がされていれば屋内でもマスクは外してよくなりましたよね。

マスクを付けていない理由も聞かれず、ルールだから・・・。
喘息なのでと言っても、「それならどうぞ」とはなりませんでした。
怖い病気はコロナだけ?コロナさえ予防できれば他人の苦しみは
どうでもいいようです。ルールさえ守れればそれでいいのです。

 まさに、学校で起きている事を委員会の場で身をもって体験しました。大人がこれでは、教育現場で子どもが外せるわけがありません。

市内で起きている事象としては、マスク着用により低酸素で倒れた話もありました。また、コロナ渦で不登校児童生徒の数は増加しています。マスクを付けないことで叱られたり、いじめられたりしたら誰だって学校に行きたくないですね。

 しかし、病気などの理由がある児童生徒に限定すべき。選択制にすると家庭が混乱するからその言葉は認められないという主張を渡辺委員、菱沼委員がされました。
 また、クラスごとのルールが必要という渡辺委員の言葉には驚きました。ウィルスは一つなのに、クラスごとにマスク着用のルールが違うのであれば、もはや感染症対策ではありません。1組は朝マラソンの時、マスク着用だけど2組はマスクを付けなくていい。こんな事が起きてしまったら、今でも既に子ども達の間で分断が置き、マスクを付けない子が悪い子扱いされ、いじめに合っているというのに。さらに助長させてしまうという危惧はないのでしょうか。(委員会で質問した内容です)

学校に責任を負わせるからこそ、厳しいルールが存在し、マスクを付けられない子もつけずらい子も外せなくなっているのです。それをクラスで一定のルールが必要というのであれば、今と変わらないという事です。その現状を変えたいからの請願です。

下記の画像は、子ども達が大好きなキャラクターを使用したYouTube動画「いやだいやだの悪い子誰だ」です。この動画では、マスクをつけないアンパンマンとばいきんマンが「悪い子」として描かれています。

この動画を監修しているのが児童指導員という事にさらに
ショックを受けました。

この請願に異を唱えた委員は、子ども達の声をどれだけ聞いたのでしょうか?「マスクをつけない子は悪い子」そうレッテル貼られてしまっているから、その現状を変えないといけない。私がこの請願に賛成する理由はそこです。そして、マスクを外していい子を限定するといった意見にも反対です。なぜなら、誰にでも起こりうる事だからです。低酸素になることも心の病になることも予測不可能だから。

それから
「請願書だけでは読み取れない」
渡辺委員のこの言葉にも驚いてしまいました。
紹介議員が会の代表を参考人として招致を求めた時、否決したのは誰ですか?
白岡市議会は、請願者が供述を申請できる運用基準などが存在していないため、委員会の場で思いを述べることが出来ません。しかし、請願者から直接、請願趣旨を聞くことの方が一般的な事なのです。
なぜなら、「請願書だけでは読み取れない」からです。


結果。
動議が渡辺委員から出され、選択制という言葉がNG。一部採択となりました。14日。本会議最終日に最終結果が出ます。

思いやりの心も奪うコロナという病気は、
本当に怖い病気ですね。


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本気で教員の働き方改革を

12月議会。16人による一般質問も本日で終了しました。
私が取り上げた1問目は、教員の働き方改革です。
下の画像は、令和4年度から始まった第3期白岡市教育基本振興計画から抜粋したものですが、働き方改革の推進の欄に記載されている「校務のICT化の推進」。これが1問目の質問の要でした。

教育基本振興計画より

校務とは、児童生徒と向き合う事以外で教員がする仕事であり、勤怠管理、成績管理、日誌、健康観察などがあります。1980年代は、まだ手書き・手計算で処理されていたことが下の図でわかりますが、徐々にシステム化されており、現在では、統合型校務システムのクラウド化の推進となっています。
 
 さて、白岡市の小中学校は?というと
手書き・手計算も残っており、校務システムが導入されていないのです。下の図でみるとなんと1990年代以前のままです。
先日、視察した鴻巣市は統合型校務システムのクラウド化が運用されています。
教員の働き方改革といっても、スタートからしてこれだけの差が生まれています。さらに埼玉県内の統合型校務システムの導入率は82.6%です。それなのに、白岡市は校務システムすら導入されていない。
教員の仕事は増える一方なのに、校務事務は30年前のまま。
どうやって、残業を減らせるのでしょうか。

 前回のブログでも書いたように白岡市は教育費にかけるお金が非常に少ない自治体です。全国86類似団体で比較すると最下位の86位。こもれびの森を建てた年は増えていますが、その他の年は全て全国平均以下です。学校現場のICT化がこんなに遅れてしまったのは、教育費にお金をかけて来なかったつけですね。早急に統合型校務システムの導入を求めました。

 さらに、長時間勤務の是正として時間外は、留守番電話対応をしている学校が増えてきています。特に白岡に限ったことではなく中学校では、放課後、部活動の指導、授業の準備、校務事務などに追われる中の電話対応は大変な負担になっていると聞きます。白岡市では既に1校が実施中であり、保護者からの苦情も届いていないとのこと。全校での実施を積極的に進めるよう求めました。

鴻巣市の教員からは、「クラウド化したことにより、児童生徒との時間が増えた」といった感想も聞きました。
教員の仕事が軽減されれば、児童生徒と向き合う時間が増えますね。
全ては、子ども達に通じる話なのです。

2問目については、次回に。

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12月議会が始まりました

11月24日(木)~12月14日(水)までの期間で12月議会が始まりました。
明日、28日~30日の3日間は16名の議員による一般質問です。
私は29日(火)の5番目なので、午後13時以降になると思われます。
今回もコロナ対応で持ち時間は30分と短縮。傍聴者も15名までしか議場に入ることが出来ません。

今回の質問は ↓です


白岡市の類似団体は、白岡市を含め86団体あります。(国勢調査をもとにした人口と産業構造(産業別就業人口の比率)によって市町村を分類し、同じ分類となった全国の市町村を指します。)
教育費にかける歳出をこの類似団体で比較すると最も少ないのが、白岡市で86団体中86位です😲
全国平均の半分以下です。
これは令和元年度の数字になりますが、それ以前の数字を見ても全国平均に達している年はありません。
白岡市は、前市政から教育費にお金をかけてきていないということですね。

今や教員の長時間労働、教員採用試験倍率の低下、教員不足は深刻な問題です。国をあげて取組んでいる中学校部活の地域移行もあれば、各自治体ごとに取組んでいる働き方改革もあります。
白岡市はどんな対策を講じているのか?
先進事例としてNHK首都圏ニュースでも取り上げらた地域部活動は、今後どのように展開していくのか?などを質問いたします。

朝日新聞デジタルより
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東京新聞に掲載されました

先日、お招き頂いた浦和大学での授業について東京新聞に掲載されました。https://www.tokyo-np.co.jp/article/213697

小さいですが記事から抜粋

記事では、議員報酬のことが書かれていますが、事前アンケートで「高額な報酬をもらっているのに議会で寝ている」というイメージを持つ、学生が非常に多かったからだと思います。

「議員定数を削減して、一人あたりの報酬をあげてはどうか」という、ありがたいご意見を市民の方から頂きますが、議員の反対があり実現に至っていません。

記事に掲載されている通り、来年4月は統一地方選挙。白岡市においても埼玉県議会議員選挙そして白岡市議会選挙と続きます。
せっかく18歳から選挙権があるのですから、無駄にせず投票に行って欲しいですね。

18歳と言えば・・・
今年の4月から18歳で成人になりました。ということは、大人ですね。

交通指導のために交差点で朝、立哨している高校生の保護者を見かけると、???と思ってしまうのは、私だけかな。

高校生の保護者も朝早くから大変だと思います。
共働き世帯、一人で育てている世帯。今はかなり環境が違っていますね。昔からやってきたからかもしれないけれど、必要なことは時代で変化していくもの。

「小学生の修学旅行先にまで親が付いていって写真を撮影している」といったSNSでの投稿も見かけました。

いつまで子ども扱いをするのかな。
18歳でいきなり大人になるわけではないのにな。

18歳だからといって、いきなり大人になるわけではないのと同じで
18歳になったから選挙に行ってというのもおかしな話ですね。
その前に今回の様に政治が身近に感じられるような授業であったり、そもそも暮らしそのものなんだという認識が持てる機会が必要です。

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浦和大学で

早いもので、今日で10月も終わり。今年もあと2ヶ月ですね。

今日は、浦和大学にお邪魔しました。社会学部現代社会学科の学生約40名の後期の授業は、「主権者教育と政治」についてということで、今日は、埼玉県議の井上航さんと多摩市議の岩永ひさかさん、西東京市議の田村ひろゆきさんと私の4名がゲストとして、授業に参加しました。
“自己紹介を10分で”とご連絡を頂いていたのに、すっかり忘れていたのは私だけ。でも、主権者として大切なこと(私が大切にしていること)は、「一人の100歩よりも100人の一歩」(地球環境家・谷口たかひささんが言っていた言葉)であることを伝えました。そして、渋谷ハロウィンに渋谷区の税金が1億円使われることを例に出し、実は政治は身近にあることをお話しました。

余談ですが、事前の質問で議員報酬があがっていたので、それぞれ公表しましたが、白岡市の低さに皆さん驚いていました(^^;)

 その後は、学生6~8名のグループに議員1名が入り、グループワーク。テーマがあるわけではなかったので、議員により話し合ったことは違ったようです。政治に参加することの意義を深められたらなと思い、渋谷ハロウィンについて一人一人から意見をもらったところ、
二分しました。
❶もったいない。税金の使い方として他にある。
②事故防止のためであるなら、仕方がない。

すると一人の学生から「なぜ、渋谷に集まるのか。渋谷だから仕方ないと諦めているのではないか」との発言があり、「渋谷は若者が集まる街だから」「道幅が広い」「路地があってたまりやすい」「メディアがあおっている」などの理由が挙がってきました。また、「その日は、商売にならないからお店を閉めるといった話を聞いた。経済効果もなく迷惑ではないか」といった意見も。

Q・じゃあ、この税金の使い方どうする? 
A・解決策として出てきたのは、「ハロウインが出来ない街にする」
「有料化にする」。

Q・有料化っていくらくらい?
A・13,000円くらいかな。

ここで時間切れ。15分ではここまでが限界でしたが、
「これでいいの?1億の税金の使い方」を一人一人が考えてくれて、それぞれしっかりとして意見を発表してくれました。
 家族や学校、バイト先の人以外の大人と話すことが殆どない大学生と同じで、私も息子と話す以外、現役大学生と話す機会は、殆どありません。それぞれ立場や年代が違う人の意見が聴けることは、お互いにとても有益だったと思います。

 今回、このような機会を与えて下さったのは、主権者教育アドバイザー(総務省)でもある林大介先生です。以前、東洋大学で情報リテラシー講座を担当した時に初めてお会いしましたが、その時はまだ、議員ではありませんでした。
人の縁とは、本当に不思議なものです。立場を変えての再会。
そして、学生と楽しい時間が過ごせました。

一人の100歩(気づき)より、
この授業に参加した40人全員の一歩(気づき)。
その力は大きいことをこれからの人生に役立てて欲しいなと思います。

ありがとうございました