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令和4年2月定例議会

2月24日。全議員17名による一般質問が終了しました。

1億総活躍社会、女性の社会進出とは言うものの、現実にはその環境が整っていないことがよくわかります。保育所や学童保育所の待機児童問題だけでなく、女性が働く、特に家庭を持ちながら働くという事に対しては、まだまだ、そうまだまだ不十分です。物理的な不十分さは勿論のこと、理解もですね。(学童保育問題を取り上げた私の一般質問は次回、報告します)

今回の一般質問では、ジェンダーやLGBTQを取り上げた議員もいました。認め合うこと。大切なことですね。
 でも、身近なところを見れば、ほど遠いなと感じます。
学歴だけで判断されたり、女性だというだけで軽視されたり、攻撃の的になったり。今回もそれを嫌というほど、味わっています。

本来の姿をみようとしない人には、何も見えないものです。
自分が優秀で、全て自分が正しいと思っている人も同じく
何も見えませんね。

ギフテッドを取り上げた議員もいました。
障がいの有無に関わらず、得意なことを伸ばす教育に全体が変わる事。そしてそれこそ、一人一人の特性をみんなが認め合えればいいのですよね。

根っこは同じなんだなと思いながら、同僚議員の質問を聞いていました。来週は、各常任委員会による議案審議に入っていきます。

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「ケアラー」啓発 埼玉県の取組み

日本教育新聞(2月14日版)にヤングケアラーについての埼玉県の取組みが紹介されています。高校生、中学生向け冊子に続き、今回は、小学生向け冊子を県内の国公私立の小学校を通して、児童に配布するそうです。

この冊子では、ヤングケアラーとは「家族のために、大人がするような家事や家族の世話などをしている18歳未満の子ども」と説明しています。

小学生向け冊子より一部抜粋(埼玉県HP)

今回の小学生向け冊子には、この他に自分の状況を周囲の人に伝えられるよう切り離し式の「伝えたいカード」も付いています。

埼玉県HPより一部抜粋

自分はヤングケアラーかも?と思った子どもたちが勇気を持って周囲の大人に相談してほしいと思います。
 また、学校にも登校できないといった第三者の目が入りにくい状況にある、ヤングケアラーの子どもたちに、この情報を届けなければなりません。そして届いた後、子どもたちが本当にSOSを出せる状況なのか?電話やSNSでの相談先も記載されていますが、果たしてその相談先へコンタクトをとることが可能なのか?
支援につなげるためには、まだまだ考えなければならない事があります。

兄弟の面倒をよく見るいい子、親の家事を手伝ういい子。
いい子であることには間違いはありませんが、ヤングケアラーかも・・・と私たち周囲の大人が目を向けることも、支援につながっていくと思います。

詳しくは埼玉県HPでご確認ください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0609/chiikihoukatukea/youngcarer-handbook.html