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どちらも民意 

【新庁舎建設の白紙撤回にノー 市議会が市長案修正、予算案可決】

宮城県登米市において、新庁舎建設を白紙に戻すことを公約に初当選した熊谷市長が提出した「新庁舎建設に関連予算を削る」補正予算が市議会で否決されました。また、当初予算を復活させる修正案を市議会が提出し、そちらが可決されたとのこと。

登米市は、人口は約7万人強ではあるものの、合併したため、支所として複数の庁舎を有しており、支所の適正配置計画も進められています。

新庁舎白紙撤回を掲げ当選された市長。と言うことは、民意は”新庁舎建設反対”。
一方、新庁舎建設推進派が過半数を占める市議会議員も市民から選ばられた代表。よってこちらも民意です。
 また、新庁舎建設においては、今まで住民との意見交換やpublicコメントも実施してきたこと、さらに今年度当初予算で可決されていることを考えると、市議会の今回の判断もわかります。

 しかし、複数の支所を抱えながら、新庁舎を建設。合併特例債を使えば財政の負担は軽減されますが、人口減少が進む中、非常に難しい問題だと思います。

今回、火災が起きた白岡市庁舎は築33年。”この機に建替えた方がいい”という市民の声は多いです。
登米市庁舎は築50年。
だからこそ、前市長は新庁舎も含めた複合施設の建設を進めてきたのでしょうね。

市長と議員は、どちらも住民から選ばれており
二元代表制のもと、このような事が起きるのは当然と言えば当然です。
 また、このような事が起きれば、さらに住民からの意見が必要となり、市長も議員も積極的に
住民の中に入っていくことになるでしょう。

意見交換の場に参加される方もpublicコメントを寄せてくださる方も、ほんの一部の住民だけです。このような状況になることは、ある意味、無関心だった住民に感心を持って貰えるチャンスとも捉えられますね。

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