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気になるニセコ町

昨日は、北海道ニセコ町の町長選挙の投開票日でした。

私は、ニセコ町を訪れたことはありませんが、そんな私が興味を持ったのは、約半年前ぐらいに偶然聴いたラジオでした。
「国内留学するならニセコですねwww」というラジオパーソナリティの言葉。
外国人が多いことは知っていましたが、”海外留学に行く必要なんかなくて、ニセコで十分”と言われてしまう程とは思っていなかったので、インパクトがありました。そこから、議会中継を視聴するようになりました。 また、偶然にも8月に研修でご一緒した岡山の議員さんから”町民にわかりやすい決算書を出しているのは、ニセコ町だよ”と教えて頂いたこともあり、より興味を持つようになりました。
さらに、先日このブログでも取り上げた辞職勧告決議を受けた町議も今回、町長選に立候補していたので、町長選の行方が気になっていたのです。
結果、新人4名による闘いを制したのは、16年務めた片山町長の後継者として出馬した34歳の田中健人氏でした。4人の中では、この人だなと思っていたので予想通り。
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公開されている議会中継は、ほぼ視聴しましたが、片山町長が町民との対話を重視していたことがよくわかります。また、決算書や予算書も”ここまでやってくれるんだ”と驚くほど、詳細にそして、町民にわかりやすく公開されています。さらに答弁に立つ回数も非常に多く、議会に誠実に向き合ってきた姿勢も伺えました。

予算書は販売もしています

決算時は、決算書の他にこれだけの情報を公開しています⇊

ここまで充実した情報を町民に公開している自治体は数少ないと思います。
 また、議会においては、町長だけでなく、職員も反問権を行使するのが非常に特徴的です。これは、ニセコ町まちづくり基本条例において、第20条 議会の会議は、討議を基本とする。2 議長は、説明のため本会議に出席させた者に議員への質問及び意見を述べさせることができる。と明記があるからです。
この反問権を有名にしたのは、前安芸高田市長の石丸さんですが、では白岡市は?というと現在、条例や規則で明記されていません。根拠になるものがないので、出来ないということです。 また、他自治体においては、首長の反問権(質問)だけを認めていたるケースが多いです。
議員からの質問にただ答弁するだけでなく、行政側からも質問や意見が言える。このような討議を目的としたニセコ町の議会運営は多いに参考にすべきだと思います。
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そして、羊蹄山の水源を守る署名22万人分を札幌高裁に提出した片山町長。町民の水源を守ることが出来るのか、こちらも気になります。

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