11月9日。白岡市文化団体連合会による文化祭が開催され、私は、茶道連盟の方々主催の「お茶会」に参加させて頂きました。お茶会の場所になった興善寺は、豆まきの時に訪れたことがあるだけで、中に入るのは初めてでしたが、厳かなたたずまい、敷地に入るだけで、シャキッと背筋が伸びる感じで、それがとても心地よい空間でした。
思い返せば、お隣のおばあちゃんの家に遊びに行く度に、まだ小学校にあがる前の私にお茶をたててくれたのが始まりだった気がします。なんとも素敵なおばあちゃんですよね。
子どもには、苦いはずですが、私は大好きでした。
10代の後半から数年間は、お茶を習う機会に恵まれましたが、やはり数年では全くダメです。お作法もすっかり忘れていました。
茶道のお作法1つとっても、その時間の流れをとっても。
そして、それが庶民であっても。昔の人は、どんな事でも1つ1つ丁寧にこなしていたんだろうなと感じます。今みたいに便利じゃない、娯楽も限られているからこそ、そこに時間をかけることが出来たのでしょうか。
その頃と比較したら、今は便利なものに囲まれているのに、さらに忙しくなっていて、時短ばかりを考えるようになってしまっています。
丁寧に心を込めて・・・
このような気持ちで、行えていることってなんだろう?
心静かにゆっくりと流れる時間の中で、こんな事を考えることが出来ました。
日本の文化だからというよりも、私にとって必要だから、
丁寧に心を込めて、行うことを大切にしていきたいなと思います。

