日本教育新聞(2月14日版)にヤングケアラーについての埼玉県の取組みが紹介されています。高校生、中学生向け冊子に続き、今回は、小学生向け冊子を県内の国公私立の小学校を通して、児童に配布するそうです。
この冊子では、ヤングケアラーとは「家族のために、大人がするような家事や家族の世話などをしている18歳未満の子ども」と説明しています。
今回の小学生向け冊子には、この他に自分の状況を周囲の人に伝えられるよう切り離し式の「伝えたいカード」も付いています。
自分はヤングケアラーかも?と思った子どもたちが勇気を持って周囲の大人に相談してほしいと思います。
また、学校にも登校できないといった第三者の目が入りにくい状況にある、ヤングケアラーの子どもたちに、この情報を届けなければなりません。そして届いた後、子どもたちが本当にSOSを出せる状況なのか?電話やSNSでの相談先も記載されていますが、果たしてその相談先へコンタクトをとることが可能なのか?
支援につなげるためには、まだまだ考えなければならない事があります。
兄弟の面倒をよく見るいい子、親の家事を手伝ういい子。
いい子であることには間違いはありませんが、ヤングケアラーかも・・・と私たち周囲の大人が目を向けることも、支援につながっていくと思います。
詳しくは埼玉県HPでご確認ください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0609/chiikihoukatukea/youngcarer-handbook.html