8月24日。今日は、「奇跡のきょうしつ」12年の歩み~1対1から始まる希望と題した一般社団法人彩の国子ども・若者支援ネットワークの講演会に参加しました。前代表理事の白鳥勲さんとの出会いは、3年前、児童養護施設出身者が集うハウスのOPEN記念に参加した時です。
教員40年の経験から白鳥先生が捉えた大きな問題は、「子どもたちの将来の選択が家庭の経済状況で左右されてしまう」ということ。そこで、埼玉県から委託を受け元教員らの支援員と学生ボランティアらで学習支援をスタートしたのが平成22年です。今日は、立ち上げ当時も埼玉県福祉部にいらっしゃった岸田副部長が全国初となった事業について当時の話もしてくださいました。
アスポート学習支援を受けた中学3年生(不登校)の生徒約600名が高校に進学!アスポートがなければ、不登校のままだったかもしれない子ども達です。
12年間の実践で
「自分が大切にされているという実感が自分を大切にし、自分を動かす原動力となること。そして、身近な人を大切にする意識を育てることになる」ことを子ども達から学んだと白鳥先生はお話されていました。
大人達からの温もり、学ぶことで拡がる世界、仲間達との支え合い、自分の役割、モデルとなる真似したい大人の存在で子ども達の人生が大きく変わる。この事業は、単に学習だけでなく子ども達の考えや行動を変える支援にもなっていることがわかります。
子ども達が幸福感を持っている地域は住みやすい街ですともおっしゃっていました。
これからも子ども達を中心にした取組みを共に進めましょう!
講演後、白鳥さんから頂いたありがたい言葉です。
白岡市も中学生・高校生の学習支援、そして今年度から子どもの見守り強化事業もスタートしました。
※こちらをご覧頂くと生活困窮の中にある子ども達のこと、そしてこの事業のことがよくわかります。ぜひ、ご視聴ください。https://www.youtube.com/watch?v=iNp3jLXrv-E