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あまこ♪

「あまこ♪ あまこ♪」
今朝、猫をなでながら無意識に出てきたこのフレーズ。
「あっ、これ」と思った瞬間。幼い私を見て、父が口ずさんでいる光景が浮かんで来ました。
とにかく甘えん坊だった私。その私を父は「あまこ」と呼んでいたんですね。
当時は、土曜日も仕事があったし家に居るときの父は、本を読んでばかり。
なので、遊んだ記憶は殆どありません。
それでも、こうして無意識に口ずさんでしまうほど、父の声、言葉は残っています。

「子ども達を自信を持って送り出してあげたい」
一昨日の教育委員会臨時会で大山小廃校方針の議案の審議中に発言された委員さんの言葉です。
とても心に残る言葉でした。

委員さんの言葉は、送り出す側の大人の視点。
その大人がまだ受容できていなければ、自信を持って送り出すことはできないですよね。

子どもにとって初めての小さな集団(社会)は家庭です。
家庭での会話を聞き、様々なことを家庭で学びながら、子どもは育っていきます。そして、私が無意識に口ずさんだ「あまこ」と同じように、何気ない言葉が記憶に残ったりするものです。
「何かあったら、心配だよ」と送り出されるより「大丈夫!いってらっしゃい」と言われて笑顔で見送られる方が気持ちいいのは、大人でも一緒ですね。

そう言えば、ヘビースモーカーだった父と「禁煙できるか」をかけたことがありました。あれは小5の時。結果、欲しかったバッグを手にいれて大喜びの私でしたが。
今思えば、父はわざと負けてくれたんだなって思います。
そのバッグにお気に入りの文房具を入れ、持ち歩く嬉しそうな私の姿が写真に残っているから。

今日は、わんぱく商店街に行きましたが、子ども達が一生懸命、パンや駄菓子を売っていて、なんとも微笑ましい光景でした。
その子ども達を応援している大人の姿。
手伝ったら簡単だけど、あえて手を出さない。子どもの力を信じることも大切な大人の役目だなと感じました。

子ども達の笑顔がいっぱいの街は、幸せな街。