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年の瀬に1年を振返って

12月27日。
今年もあっという間に一年が終わります。

今年1月に受講した議会改革のセミナーで、二元代表制や議会力の向上に取組む必要性を強く感じ、議員個人としてだけではなく白岡市議会は?を考える1年でした。
なので、今、日本で最も視聴数が高い安芸高田市議会は勿論のこと、徳島市、浅口市、津市、杉並区などなど・・・YouTubeのながら視聴を随分としました。
私が知っている議会運営とは違う場面も数多かったです。

その一つ。”円滑でスムーズな議事進行”という言葉。
円滑とは、物事が滞らず、すらすら運ぶことです。
そもそも、二元代表制においては、市長と議会は対立関係にあるわけで、議論することにより、着地点を見いだしていくもの。そう考えれば、時には紛糾するぐらいの議会の方が活発に動いているということになりますね。

なにかと批判される安芸高田市議会ですが、私が思うに白岡市議会より、よっぽど議会として、委員会として活動し、役割を果たしているように感じます。

そして、石丸市長。
忖度しない。オブラートに包まない言葉。
特に財政説明会のこの発言は、危機感を持ち、市民の為に覚悟を決めた人の言葉です。
だからこそ、説得力がありますね。
(いくつか切り取り動画がありますが、↓が、わかりやすいです。
https://www.youtube.com/watch?v=kY4zo8Cl8dI&t=976s

そして、この危機感は決して安芸高田市だけの話ではなく、白岡市も例外ではありません。

”選挙が終わったのに野々口まゆみの立て看版がなぜ、こんな所に設置されているんだ”

こんなことですか? 
本当に情けなくなります。
その看板を外したら、白岡市が何か変わるのですか?
未来を生きる人達のために何か変わるのですか?

多くのことを学んだ2023年。
今年も1年ありがとうございました。




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12月議会閉会

12月20日。大山小学校廃校に関する条例を除く議案は、全て全会一致で可決されました。
さらに、この日は議案第100号・物価高騰支援として、国から交付される重点支援地方交付金の補正予算も追加として上程・審議されました。
❶低所得者世帯支援として1世帯につき7万円の支給
(支給は、2月を予定・・・もう少し早くなるといいですね)
❷事業者支援として、保育所に対し食材費の補助など
❸介護・障害者福祉サービス施設に対する物価高騰対策支援
❹農業者に対する肥料購入緊急支援
❺生活者支援として学校給食費補助または水道料金の減額(国の方針が決定してから、どちらかに決まります)

 そして、大山小学校廃校に関する条例は、委員会同様、本会議でも”継続審査”となりました。
(継続審査賛成は12名。反対は5名)
これにより、閉会中に文教厚生常任委員会として、執行部、大山地区の3行政区の大山小保護者、住民の方そして教育委員との意見交換をしていくことになりました。

”高校が入るって決まっているの?”など先日の新聞記事に掲載された内容について、問合せを頂いておりますが、「大島議員は”そのような情報があるが、市は把握されているのか?”を確認しただけで、根拠となる資料はお持ちではなく、そのような話を聞いたので、
あくまでも確認しただけとのこと”」です。とお応えしています。






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法人の相談資料とは

12月13日の毎日新聞・朝刊に昨日の文教厚生常任委員会(大山小)のことが掲載されました。名前入りで私の発言も取り上げて頂き、ありがたいのですが少々、勘違いをされてしまう書き方。
記事のタイトルにもなっている、「廃校直後に高校開校検討」について質疑したのは大島議長です。私は、昨日のブログに記載したように、時間が不足していることから「令和8年3月ではダメなのか?」と質疑したまでです。

「法人の相談資料に市議ら反発」という小見出しもです。
委員会にこの相談資料が提示されたわけではないので、大島議長以外の委員は私も含め、確認すらできていないのです。
なので、反発も何もありません。ましてや、確証もないことを判断材料にはしません。
よって、今回の記事は恣意的なものを感じます。

昨日、委員会終了後の大島議長との会話で「事実確認できないことで判断はしません」と伝えた私に、「埼玉県の学事課に聞けば、高校のことは教えてもらえるから」と言われましたので、早速、問合せてみました。
 しかし、「事前相談は受けているが、その内容を第三者に伝えることはありません」とのこと。当然といえば、当然ですね。
ただ、私立学校審議会でまだ、協議もされていないことがわかりました。

この条例が可決されたとしても、令和7年3月31日までは大山小学校が運営されているわけで、その翌日からいきなり高校を開校するって、準備もある中、現実的な話には思えません。

あくまで「法人の相談資料」であり、白岡市と法人の打合せ資料ではないのです。
なので、法人が要望した内容が記載されているだけと考えるのが自然だと私は思います。
現に執行部は、法人からの問合せは認めていますし、それ以外の関与はないとハッキリ答弁されていました。

しかし・・・。
県の学事課は「第三者には伝えない」と言っているものを
誰が何の目的で、どのように入手したのか?
個人的な情報が外部に流出したとすれば、埼玉県庁にとっても
これは大きな問題です。

そして、大島議長が事実の確証がない中で、質疑することはあり得ないと思います。
どちらにしても、大山小廃校に関しては、児童の減少が顕著であることが一番の理由です。このような形で問題が矮小化されてしまうのは、よくないと思っています。

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予算増額の根拠はなに?

文教厚生常任委員会での審議は、他にもいくつかの議案がありましたが、令和5年度一般会計補正予算に私は反対しました。

なぜ、反対したのかというと。
教育指導課所管の地域部活動推進事業の追加予算に対し、納得できなかったからです。
令和5年度の当初予算は、10、154、000円と1千万円を超えています。
さらに、今回の追加予算額は2、350、000円です。

なので、現在の執行残を質疑したところ、「年度末にならないと執行残は出ない」といった答弁だったのです。当初予算では不足が生じるから、追加で予算が欲しいわけですよね。現在の執行残が出ていない状況で、どのように235万円という追加予算額を出したのでしょうか。

10月31日まで契約していた日本スポーツデータバンクの委託料は400万円。ダンスのみ別の委託で30万円。
合計でも430万円です。当初予算は約1千万円なのですよね。
11月から委託先が市内NPOになり、種目も増えたとのことですが12月現在、まだ活動していないという話もあります。残り月数は正味、2ヶ月ぐらいでしょうか。

委員で反対したのは、私だけなので委員会としては”可決”されました。

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大山小廃校の条例改正について

12月12日。今日は、文教厚生常任委員会に付託された議案に対する審議日でした。
議案審議の前に、文教厚生常任委員会の委員長の中村匡志議員に、「なぜ、議案84号(簡単に言うと大山小廃校)を特別委員会に付託することに賛成したのか」について説明を求めました。
元々、文教厚生常任委員会に付託される議案であるのに、委員長自らが議案を放棄する行為をどのように思っているのか?そして審議するに値しない委員だと判断されたのだと思わざるを得ない行為に対して説明をききたかったのです。
委員長の発言を要約すると「全ての委員会に関わる内容なので、全議員参加の特別委員会に付託することに賛成した」といった説明でした。なので、議案を放棄した認識、委員を蔑ろにした認識もないことがわかりました。
 しかし、そもそも特別委員会設置及び委員定数は、議会の議決が必要です。よって、議案84号を付託する前に特別委員会の設置をしなければならないのです。簡単にいうと、カレーライスを盛るお皿(特別委員会)がないのに、カレーライス(議案)盛ろう(付託)としていたわけです。それだけはなく、先日の議案84号についての総括質疑に登壇した時は「文教厚生常任委員会の委員長なので、委員会では質疑が出来ないから総括質疑を行う」といった主旨の発言がありました。

なんとも理解し難い行為ばかりです。

 さて、議案審議ですが。
議案84号大山小廃校に関しては、委員5人中3人が賛成した「継続審査」になりました。
委員からの質疑も多く出され、かなりの時間をかけて審議しましたが、まだ可否を判断できる状況ではなかった為、継続審査の動議を提案しました。今まで問題の先送りがされてきた中、児童数の推移を見ればスピード感を持って進めなければならないことは、理解できます。しかし、全てにおいて時間が不足していることは否めません。さらに議員としてもこの短期間では、今後の事も含め保護者や住民の方々と十分な意見交換が出来ていません。また、質疑に対する答弁においても矛盾が生じていたりと納得できる状況ではありませんでした。しかし、なぜその状況で反対ではなく、継続審査の動議を提案したのかといえば、やはり教育委員4名の”同意”を経て、議案が提出されたことを重く受け止めているからです。

「教育委員は執行機関の一員であり、教育委員会の重要事項の意思決定を行う責任者である」
これが教育委員の役割だからです。私たち議員も悩みに悩んだ議案です。それと同様に教育委員の方々も悩みに悩んだ結果の”同意”。重責を担う教育委員の方々のこの結論を蔑ろには出来ません。

よって、継続審査とし閉会中に、文教厚生常任委員会として審査(調査)をする事を提案しました。
最終日の本会議で最終決定となります。

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議会は誰のもの

12月議会も一般質問が終わり、来週から各常任委員会において議案の審議が始まります。各常任委員会に議案を付託する前に行われるのが総括質疑ですが、昨日(8日)は、大山小学校廃校に関する「学校設置条例の一部改正案」に対する質疑に6名が登壇しました。
(この議案はこの時点では、文教厚生常任委員会に付託予定の議案です)

第1通告者~第4通告者まで順調に進みましたが、第5通告者の質疑中に議会は中断しました。なぜなら、この議員は文教厚生常任委員会の委員だからです。

議案が常任委員会に付託される前なので、全議員に質疑する権利は勿論あります。
 しかし、白岡市議会は委員会中心主義(議案を審議するのは委員会)であるために、自分が所属している委員会に付託されるであろう議案に対しては、その委員会の委員は、総括質疑をしないというのが暗黙のルールです。
それはそうですね。委員会で質疑が出来るわけですから。
 さらに全議員が本会議で質疑を行ってしまったら、委員会の存在意義がなくなってしまいます。よって、全議員に質疑をする権利はあるけれど、委員会を尊重するために紳士協定みたいなものがあるのです。
なのでTSUNAGUは、大山小学校に関する質疑は、文教厚生常任委員会の委員である私ではなく、違う委員会に所属している石渡議員が。WAKABA,公明党もそれぞれ違う委員会に所属している議員が登壇しました。

 そのような事から、第5通告者の質疑に対し、執行部は「文教厚生常任委員会の●●議員からの質疑にはお応えできません」との答弁となり、議会が中断したということです。
まぁ国会でよく聞かれる答弁ですが、答弁をしている事には変わりないので、これも違法でも何でもありません。

ここ数年で白岡市議会の秩序が乱れてきたことを痛感いたします。
「法律や規則はない。出来ない根拠はないのだから、やっていい!」
これがまかり通ってしまったら、私たちの社会は成り立ちません。

十年以上前でしょうか。「電子レンジでメガネを温めたらいけない」と使用書に記載がないからと訴えられたアメリカでの話を思い出します。

今回の執行部の対応は、委員会中心主義を尊重できない今の白岡市議会に一石を投じてくれたなと私は感じました。

この後の話は、次のブログで。

春日部市議会HPより引用
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12月議会開会

 11月30日。市長提出の25議案が審議される12月議会が開会されました。
菁莪学校橋架替工事の請負契約の変更契約の締結については、昨日、審議され可決されました。(工事中に湧き水が出てしまったことによる対策を講じるための変更契約のため)

 そして、新聞にも取り上げられた白岡市立学校設置条例の一部を改正する条例(大山小廃校)も議案第84号として上程されました。
”あ~ やっぱり上程されてしまったのか・・・”というのが本心で
残念な気持ちでいっぱいでした。

11月21日の臨時教育委員会において、教育委員4名がこの条例改正案を承認したこと。
そして、この決断をされた教育長や市長の覚悟を考えれば、上程されて当然のことなのですが。
それでも、なお諦められずに
”12月議会の議案にしないで欲しい”と市長にお伝え(お願い)に行ったという事もあり
少しだけ期待がありました。なので、余計にショックを受けたのだと思います。

でも・・・
まだ、諦らめられないのです。
今議会で審議し、結果を出すことはベストではありません。

教育委員4名が議決したことを尊重しなければならない事も重々、承知しています。
しかし、諦められません。
埼玉県虐待禁止条例の改正では、委員会で可決した後に議案の撤回をしました。
出来ないことではないのです。

今日は、会派TSUNAGUの打合せを行い”議案の撤回を市長に要請する”ことでまとまりました。

切り花のトルコキキョウは、蕾は開かずに可愛いまま。花言葉は「優美・あなたを想う」