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大山小廃校の条例改正について

12月12日。今日は、文教厚生常任委員会に付託された議案に対する審議日でした。
議案審議の前に、文教厚生常任委員会の委員長の中村匡志議員に、「なぜ、議案84号(簡単に言うと大山小廃校)を特別委員会に付託することに賛成したのか」について説明を求めました。
元々、文教厚生常任委員会に付託される議案であるのに、委員長自らが議案を放棄する行為をどのように思っているのか?そして審議するに値しない委員だと判断されたのだと思わざるを得ない行為に対して説明をききたかったのです。
委員長の発言を要約すると「全ての委員会に関わる内容なので、全議員参加の特別委員会に付託することに賛成した」といった説明でした。なので、議案を放棄した認識、委員を蔑ろにした認識もないことがわかりました。
 しかし、そもそも特別委員会設置及び委員定数は、議会の議決が必要です。よって、議案84号を付託する前に特別委員会の設置をしなければならないのです。簡単にいうと、カレーライスを盛るお皿(特別委員会)がないのに、カレーライス(議案)盛ろう(付託)としていたわけです。それだけはなく、先日の議案84号についての総括質疑に登壇した時は「文教厚生常任委員会の委員長なので、委員会では質疑が出来ないから総括質疑を行う」といった主旨の発言がありました。

なんとも理解し難い行為ばかりです。

 さて、議案審議ですが。
議案84号大山小廃校に関しては、委員5人中3人が賛成した「継続審査」になりました。
委員からの質疑も多く出され、かなりの時間をかけて審議しましたが、まだ可否を判断できる状況ではなかった為、継続審査の動議を提案しました。今まで問題の先送りがされてきた中、児童数の推移を見ればスピード感を持って進めなければならないことは、理解できます。しかし、全てにおいて時間が不足していることは否めません。さらに議員としてもこの短期間では、今後の事も含め保護者や住民の方々と十分な意見交換が出来ていません。また、質疑に対する答弁においても矛盾が生じていたりと納得できる状況ではありませんでした。しかし、なぜその状況で反対ではなく、継続審査の動議を提案したのかといえば、やはり教育委員4名の”同意”を経て、議案が提出されたことを重く受け止めているからです。

「教育委員は執行機関の一員であり、教育委員会の重要事項の意思決定を行う責任者である」
これが教育委員の役割だからです。私たち議員も悩みに悩んだ議案です。それと同様に教育委員の方々も悩みに悩んだ結果の”同意”。重責を担う教育委員の方々のこの結論を蔑ろには出来ません。

よって、継続審査とし閉会中に、文教厚生常任委員会として審査(調査)をする事を提案しました。
最終日の本会議で最終決定となります。

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