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インサイドヘッド2

 帰省している娘とレイトショーで”インサイドヘッド2”を観ました。思春期は、体の成長と共に、心も大きく成長する時期。そんな思春期の女の子の頭の中の感情が主役のPIXARの映画です。ヨロコビ・カナシミ・ビビリ・ムカムカ・イカリ・・に加え、思春期の女の子にシンパイ・ハズカシ・ダリィー・イイナーの感情が登場することで、混乱・葛藤する日々を描いた作品です。主役となる感情”シンパイ”の声・女優の多部未華子さんは、
「感情はどれも必要不可欠なもので、色んな感情で支え合ったり、乗り越えていったりしながら人生を歩んでいくと思うんです」という言葉で表しています。
また、監督は「自分自身を受け入れることがテーマ・・・ダメなところも含めて、自分を愛すること。 誰しも愛されるために、完璧である必要はないのです。」というメッセージを送っています。

自分のことを振り返ると、それなりに反抗期というものがあり、中学卒業間近の国語の授業では、「反抗期からの卒業」というタイトルで詩を提出したのを覚えています。映画の中でも、反抗的な言葉を親に投げたり、ダリィーが全面に出て、面倒くさい態度をとったりする場面があり、思春期特有の感情の揺れが可愛いアニメキャラクターで表現されています。

今回の感情の主人公シンパイは、必要以上に先のことをシンパイして右往左往。でも、それが思ったような結果にはならない。そう、自分以外の人をコントロールすることは出来ないということ。だから、誰かを変えようとするのではなく、色んな感情と向き合い、そんな自分を受入れていくことが大切。

思春期は、感情の嵐があって当然ですね。成長の証。そんな風に客観的に観ることが出来たのは、この時期の子育てが終わっているからです。渦中にいた時は、こんなに冷静ではなかったな。

アニメだけど、子どもには難しく、むしろ大人向け。
思春期のお子さんで悩んでいる方は、スッキリできるかもです。