11月30日。社会福祉協議会・白岡東支部の研修会で「後期高齢者医療制度」について学びました。
冒頭、現行の保険証の新規発行や再発行が12月から出来なくなり、マイナ保険証にしていない方には、資格確認証が送付されることなどの説明がありました。
「マイナンバーカードは高齢者には、難しくて無理よ」
今回のタイトルにした言葉は、”暗証番号を忘れた場合はどうすれば?”や
”市内医療機関や調剤薬局全てにリーダーが導入されていない”などの質問や意見があった際に、ふと会場から聞こえた言葉です。
担当課の職員さんは、後期高齢者医療制度についても、そしてマイナンバーカードについても とてもわかりやすく、丁寧に説明をして下さいました。制度を理解しようとすると複雑に感じてしまうので、覚えておくこととしては。
①75歳の誕生日から、現行の保険制度ではなく後期高齢者医療制度に自動的に切り替わること。②マイナ保険証ではない方には、資格確認証が自動的に送付され、それを医療機関に提示することで今まで通りと同じ扱いになること。
③マイナ保険証の方には、資格情報のお知らせが届くので、医療機関にかかる際には、こちらも持参すること。
④保険料の率は、2年ごとに見直しがされること。
⑤後期高齢者医療制度(高額療養費なども)の利用にあたって、被保険者が窓口に行き、申請しなければ支給されないものは、葬祭費と療養費(急病などで保険証を持たずに医療機関にかかった時の費用など)だけで、他は対象であれば、自動的に市役所から申請書がご自宅に届くこと。そして、その申請書を提出した後、認められれば支給されること。
この位でしょうか。あとは、わからない事があれば保険年金課・後期高齢者医療担当にお問合せ頂ければと思います。
この後期高齢者医療制度も現役世代の保険料が支援金として約4割を占めており、少子高齢化による支援金の確保は、今後、大きな問題となっていきます。
そこで、今年10月から高額療養費の限度額の引き上げが議論されており、早ければ来年夏からの実施を見込んでいるとのことです。
白岡市における後期高齢者医療制度利用者の窓口負担の割合を質問したところ、
1割負担が約66%(基本1割負担です)、2割負担が約25%、3割負担が約8%でした。
現役世代、高齢者世代。どちらの負担増も今の時代、非常に厳しいです。
今回の支部社協の研修会もとても勉強になりました。
ありがとうございました。