来年3月議会に議員提出議案として上程することを目途に、政治倫理条例検討会がスタートしました。
高沖秀宣先生にご指導頂き、連合会派7名で勉強をしてから、3年。
やっと念願の条例制定に向け動き出しました。この条例は、議員の責務や遵守すべき政治倫理基準などを定めたものになります。ハラスメントだけを条例として制定している議会もありますし、議会基本条例を持っている議会では、ハラスメントや倫理について議会基本条例に盛り込んでいる議会もあります。
白岡市議会として、どのような内容を盛り込んでいくのか?まずは、委員それぞれが他議会の条例を勉強し、各々が「これが必要!」と思う内容を持ち寄る所から始まります。
また、先だってとった白岡市議会の政治倫理に関わるアンケートでは、職員への威圧的な態度など議員によるハラスメント行為の他、SNSを始めとした議員のネット利用について多くの意見があったことから、今回も時間をかけて議論する必要があると考えています。
以下は、茂木誠氏の動画からの言葉です。
「ネットと動画配信の普及で言論のタコツボ状態が悪化していると感じます。お勧めのアルゴリズムによって視聴者が好む情報ばかりが集まり、思想や思考が異なる情報が殆ど入ってこなくなります。その結果、自分の立ち位置こそが多数派であり、正義なのだと誤解し、ちょっとした異論を許さず攻撃する人達。
この状況が加速すると、ネット言論はインフルエンサー、影響力を持つ論客とその追随者ばかりという気持ち悪い状況となり、建設的な議論ができなくなります。
犬笛とかネットリンチとか永遠にやっていますね。」
私は、あえて自分とは違う意見を持っている人の動画も視聴するし、SNSも読みます。
そして、このように自分の思いや意見をブログやSNSで発信しています。
炎上案件など様々な事象を勉強できるのも、やはりネットを活用するからであり、さらに、リアルでは得られない情報や人と繋がれるのも、自分の知識を広げるためにとても有効です。
大前提として、誹謗中傷はダメです。
しかし、事実を発信すること、自分の思いや意見の発信は制限する必要はなく、あくまでも個人の責任のもと運用すべき。が私の考えです。
とにもかくにも。
念願の議会政治倫理条例制定。今いる議員だけでなく、これから白岡市議になる方のためにも必要な条例です。他議会からも参考とされるような政治倫理条例を目指し、検討会の会長として、頑張っていきます。