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会期延長して審議したこと❸(懲罰動議)

9月24日。議長不信任が採択された後に審議されたのは、【議長不信任決議を出した5人に対する懲罰動議】でした。議員に対する懲罰は、全国の事例を見ても、議場で暴言を吐いたなど、事実として立証することができる事案が対象になっています。今回、私たち5名に対する懲罰動議は、議長不信任決議を出したことが議会の品位を貶めたこと、議会軽視であるといったことが理由だったようです。

懲罰委員会が急遽設置され7名の委員がくじ引きで決定。議長と同じ会派の中村議員、中川議員、松本議員3名の発議者が委員から質問を受けたのち、交代で私たち5人が入室し、説明を終えてから委員の質問を受けました。

5人に共通していたことは、何が罪になるのか全く分からないということです。議長に不信任を出すことが罪になるのであれば、それはもう民主主義の崩壊です。これは違法でもなければ、権利の行使です。辞職を求めたわけでもなく、辞職を求められるものでもありません。一つ前のブログでも書いたように”議長にふさわしくない”という事を審議してください”と発議しただけなのです。そして、その結果、採択されたのに私たちは懲罰委員会にかけられました。このような理由で懲罰動議が出されたのは、きっと全国でも初めてで前代未聞のことだと思います。

一人一人弁明することが出来たので、私は以下のように説明をいたしました。”市議会議員は住民から選ばれた代表であり、その議員を除名することまで出来る懲罰を与えるのであれば、委員の皆さんはそれだけの事実を提案者から、見つけることが出来ましたか? それをよく考えてください。市議会議員として責任を持って私は発議しました。”と弁明ではなく、説明をしました。

議員を除名させられるほどの罰を与えらえる罪を私たちは犯したのでしょうか?本来、簡単には出せない非常に重い動議なのです。

数時間に渡る審議の後、採決が行われ動議に賛成したのは、渡辺議員、中山議員の2名。反対は藤井議員、山崎議員、細井議員、関口議員の4名で懲罰動議は”否決”されました。

前のブログに書いた通り、私は葬儀場建設問題について考えることがあったので不信任決議に賛同したわけで、この問題に一緒に携わってきた議員2名から”懲罰を与えてください”と下されたのは、非常に残念でありショックでした。

休憩をはさみ本会議が再開されたのは21時。本会議での結果は【不採択】。私たち5名は罰を科されることはないとなりました。

議長不信任決議を出すのは違法である。公人には肖像権はない。発議した議員が発言した内容です。それが正しいことなのか?間違っていることなのか?それを判断できるだけの知識を身に着けることが白岡市議会の品位を上げることになるのだと思います。

市民から選ばれた議員は、誰のために なんのために仕事をするのか。なんのために市議になったのか。市民の代表である自覚と責任を今後もしっかりと持ち、目的を見失わずに活動していこうと思います。

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会期延長して審議したこと❷ (議長不信任決議)

すみません、長くなります。

9月24日は、議長不信任決議の審議から始まりました。国会では、内閣や議長、委員長に対しよく出されているので、ご存じの方も多いと思います。簡単に言うと”信頼できないあなたの元では、これ以上審議はできません。みなさんどうですか?”という事を問うわけです。国会では、与党に否決されるので採択されることはありませんが、地方議会において議長不信任議決が可決されている例はいくつもあります。また、”信頼できない方の元、審議ができません”と言っていることなので、この不信任決議が提出された時には、本来であれば出された日の一番初めに審議されなければいけないものになります。しかし、白岡市議会では、議案上程された23日には行われず、24日に行われました。

結果。東京新聞、朝日新聞の朝刊(9月25日)に掲載された通り、 議長不信任決議は【採択】されました。 採択されても、この議決は議長としてふさわしいかどうか?を問うだけで、その後、議長を退任するかどうかは個人のモラル。判断になります。

議提案として提出したのは遠藤誠議員で、賛同者として石原議員、斎藤議員、加藤議員、野々口の4名が名を連ねました。

遠藤議員は「議長として中立公平な立場を守るために会派に属することはせず、また行政事業の執行に関わるような農業委員や白岡中付近開発の審議会の会長などは退くべきだ。会派を離脱した議長は藤井議員しかいないが、”それ以外は離脱していなかったからいい”ではなく、倫理的な観点から考えるべきだ。また写真の無断使用、それに抗議すると対応を拒否された。というような主旨の説明をされました。

質疑&答弁が繰り返されたのち、討論に入り反対討論とし松本・中村議員(議長と同会派)がたち、主に「会派を離脱していない議長ばかりである」「白岡市をしらおかと記載されている議案を通すわけにはいかない」「議長不信任は憲法違反である」といった主張をされました。

私たちは賛成討論に3名がたち、石原議員からは「議長名で出したリーフレットは、その内容があたかも市議会の総意であるとの印象を与え、市民を誘導するものだ」(朝日新聞より)

斎藤議員からは「議会だよりを発行する委員会の委員長として一番注意することは、人物が写った写真の使用である。それは、無断で使用すれば肖像権の侵害になるからである。議長ともあろう人が、それを知らないのか。未だに謝罪もなく説明もない。あの写真を見た人は、斎藤が井上さんを応援しているのだと勘違いをする」といった趣旨の討論をしました。

 そして、私は1年以上関わってきた葬儀場問題を取り上げ、なぜ不信任なのかを訴えました。長いですが原稿を☟ (当日、変更した箇所あり)

—————————————– 議長不信任案の賛成討論を行います。井上日出巳議長のリーフレットには、“葬祭場建設を一旦、見直します”と書かれていますが、市議会でいつ審議しこの様な決定がされたのでしょうか。市議会の代表である議長名で市民に配布したということは、市議会の総意ということになります。しかし、審議されていない内容について、市議会議員の一人として、この言葉に責任を持つことは出来ません。  また、小島卓市長は、これまで繰り返し“違法でない限り葬儀場建設は止められない”と言ってきましたが、このリーフレットをみた市民からは“なんだ、市長判断で建設の見直しが出来るにも関わらず、法的に無理だと言ってきたのか。”と小島市長に対する不信の声が届いています。井上議長は葬儀場建設の見直しができると言っていて。小島市長は今まで“出来ない”と一貫して言ってこられました。出来るがやらないのか?それとも法的に出来ないことなのか?

この葬儀場建設問題は1年以上が経過しています。これまで住民が必死に行ってきた活動は、いったいなんだったのでしょうか。

一旦、見直します。という言葉に大きな期待がかかることは明白です。万が一、このような事が政治利用されるとすれば非常に危険なことです。住民を困惑させ、さらには小島市長、市議会の信頼をもなくす行為は非常に重い責任が生じていると考えることから議長不信任案に賛成いたします。———————以上

住民と共に葬儀場建設問題に関わってきた議員として、そして住民の一人として、”見直せるよう検討します”ではなく、”見直します”という言葉は非常に重く、多いに期待してしまう言葉です。しかし、その言葉は市議会議長の言葉であり、市長の言葉ではないのです。反対討論にたった松本議員は、”葬祭場建設を一旦、見直します。と記載したのは、住民の気持ちに寄り添ったからだ”というような主旨のことを話されました。住民が必死になって闘ってきた1年と2か月を軽く扱われたくない。その思いから私は、不信任決議に賛成いたしました。

討論後に採決され、賛成9名、反対7名で議長不信任決議は採択されました。

その後のお話は次回、ブログにて

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会期延長をして審議したこと❶

9月定例議会は、9月23日に閉会予定でしたが追加議案が出されたことにより24日まで延長し、昨日22時に閉会となりました。SNSでは、情報発信をしておりましたが、こちらのブログには投稿することができず、情報が遅れましたことをまず、お詫びいたします。

23日閉会日に出された主な議案としては、❶白岡ニュータウンに計画されている葬儀場に関する請願 ❷議提案(議員から提出される議案)議長不信任決議 ❸議長不信任決議を出した5人の議員に対する懲罰動議で、❶の請願が23日に審議されました。

❶請願の内容は、白岡市開発指導要綱を厳守するまで行政指導を継続してい欲しいといったものになります。緑化、北側(住宅側)の入り口閉鎖、屋上看板の大きさ、また開発要綱では32台必要な駐車場が7台しか確保されていないこと。どれも住環境を考えた時には非常に重要な要望であり、それが受け入れてもらえていない状況であるために出された請願です。

この請願は、すぐに産業建設委員会に付託され、審議された結果、”採択”。本議会でも全会一致で”採択”となりました。昨年12月にも同住民より出された請願が採択された経緯もありますし、住民の思いが採択されたことは、私も非常に嬉しく思っています。しかし、今まで”あくまでも事業主側の努力義務で成しえるものだ”と主張されてきた市行政。そして、全国的に要綱行政の見直しが図られてきた歴史を見ると、難題では?と思ってしまいます。

 また、特に葬儀場建設問題に関する請願については、”慎重に扱うべきだ”とされ、【地区計画変更を止めずに進めて欲しい】といった2つ目になる請願は、議案にさえできなかったことを考えると今回の速さで請願が採択されたことは、自分の中でモヤモヤが残っています。

❷❸については、24日審議となりました。次のブログに続きます。

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助け合える関係

9月12日(土)新型コロナウイルスの埼玉県内の新規感染者は、37人と減少傾向です。白岡市内の保育所や幼稚園、小中学校においても感染の確認はなく、ホッとする共に感染予防に取り組まれている先生方のご苦労に感謝の気持ちしかありません。また、朝夕も少しづつ涼しくなってきたので、熱中症の心配もなくなっていきますね。

私は久々に風邪を引いてしまい、熱はありませんが咳が酷いので他の方に移さないように、 ここ2日間は自宅でゆっくり過ごしています。 夫から移った夏風邪なので、コロナの心配はありませんが。

でも、考えますよね。家族がいるので身の回りのことも助けてもらえますが、一人暮らしだったら体だけでなく心も辛いだろうなと。

コロナに関わらず、一人暮らしで病気になった時。助けてくれる人が身近にいることが重要ですね。隣に誰が住んでいるかわからない、そんな希薄な人間関係よりも、いざとなったら助け合える関係が地域で作られていること。当たり前のことだけど、一番大切だと考える時間になりました。

 

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就活生に関わるSNS利用

企業調査センターが 2020年9月7日から新卒の求職者が作成している「裏アカウント」を特定するサービスの提供を開始すると発表しました。 就活生の“裏アカウント特定サービス”が登場 88%の確率で裏アカウントを特定 https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2009/04/news105.html

SNSを利用されている方には、なじみのある裏アカウント。普段使うアカウントだけでなく別のアカウントを作り、普段使いのアカウントでは、発信できないことを投稿したりしているようです。今回の記事では、就活生がSNSの利用実態を調査されるので、就活用のアカウントを作っている。そして、それさえも見抜いてしまうよと言った内容です。

従業員の不適切なネット利用により、企業が損害を受ける事例は以前から発生していることから、就活生のSNS利用を調査する企業は増えています。就活生よりもアルバイトによる不適切画像の投稿で、閉店に追い込まれた事例などの方がより身近に感じられるかもしれません。

この後、お蕎麦屋さんは閉店に
(画像はネットから)

この調査がどこまで信頼できるのか?間違いはないのか?といった問題は否めませんが、そこまでしても就活生のSNS利用実態を調べるのは、企業を守るためであり、情報リテラシーやモラルが高い人材を必要とするのは当然のことだと思います。

”将来、自分の過去で苦しむことがないように発信する情報の影響を考えて”と中学生以上の講座では伝えてきました。就活用アカウントを作っても調査される時代。そして、2003年の上記の画像が未だにネット上にあることを考えれば、一度ネットに載せた情報が”いつ、どんな形で使われるのかはわからない”という事を考えて利用しなくてはならないということですね。

数年前は、不採用になった学生がその企業の人事担当のSNSを特定しネットに晒したといったこともありました。便利だけではないネット。SNS利用に関しては、大人も同じですね。

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まだ暑い

NHKニュース防災より

9月3日。朝方の大雨で少しは気温が下がるかと思いましたが、かえって蒸し暑さを感じた朝でした。新潟では40度!雪&スキーのイメージが強いため、新潟で40度と聞くと異常気象をさらに感じます。9月議会の一般質問では、同僚議員が”2100年未来の天気予報”(環境省)を使い、2100年には北海道でさえ、40度を超えることが当たり前になるとの話をされていました。恐ろしい話ですが、そこまで待たずとも数年後には、そうなってしまうのではないかと恐怖を感じずにはいられないですね。ちなみに沖縄は暑いイメージがありますが、ネットで検索してみると”避暑地”として出てきます。なるほど、建物が少なく密集していない、アスファルトが少ない、海風がある。そして、もともと東京よりも2度ほど気温が低いのだそうです。どちらにしても早く秋が訪れて欲しいものです。

 さて、新聞報道でもご周知の通り11月に予定されている白岡市長選において、現職の小島市長が不出馬を表明されました。現在のところ、出馬を表明しているのは、藤井栄一郎議員と井上日出巳議員のお二人です。自動失職しない限りは、市議の補欠選挙も同時選挙となります。秋が訪れても白岡市は、暑さが残りそうです。