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GIGAスクール 他の地域では?

8月7日。今日は、子どものネットリスク教育研究会主催「子どものためのICT教育の充実を~GIGAスクール×子ども×教師×地域~」Zoom研修に参加しました。現役の教員やネット利用の啓発を行っている団体など北海道~鹿児島まで全国からの参加でした。
釧路市、青森市、横須賀市の教員からは端末導入から現在までの現状の話。またICT支援員などの資格試験を行っている民間会社の立場からのお話があり、それぞれお話を聞きながら、コメントで意見や質問を投げる形の研修でした。

端末を自宅に持ち帰っていない自治体もあったり、本当に使い方は様々なんだなと感じます。また、充電BOX使用でブレーカーが落ちたなど学習端末としての活用だけでなく、物理的な問題点など現場の先生ならではの話も聞けました。
 また、非常に興味深かったのが“理解に苦しんでいる生徒がこんなにいたのか”という事に気づけたという話です。要は、視覚から入ってくる情報で理解が進む生徒が多いことに気づけたということですね。また、デジタル教科書も視覚障害のある児童生徒のために色の工夫がされていることなどにも触れられていました。

参加した方からは“長時間利用、健康面への影響、依存”といった今までにも問題になっていたことがさらに加速、そして酷くなるのではないか?といった声もありました。個人所有の端末(スマホやゲーム機)に加え、さらにタブレットで加速するのではないかといった懸念ですね。

私が拘っているフィルタリング(閲覧規制)に関しては、青森市が全く同様の方法をとっていました。ただ、全体的にはフィルタリングについてあまり議論されていないのでは?と感じました。

そして、先日の所管事務調査でも意見として出されていましたが、なんでもデジタルばかりに頼るではなく、”児童生徒とのコミュニケーションなど大切にしなければならないことは無くさないで欲しい”という意見が本日もありました。

それに対する先生の答えは”基本、先生は子ども達と対面で話をするのが好きなんです”。でした。
だから、”心配いりませんよ” という事ですね。

 そして、”運用しながら課題を見つけ、よりよい活用方法を見つけていく”のが、どこの自治体も共通している事なのかなと思います。
さらに、教師から”使わせる“のではなく、子どもたちがICTを使って問題解決・課題解決・生活向上することが目的の学習者中心の活用の模索段階であることも共通です。

もっとお聞きしたいことがありましたが、今回のように全国の現場の先生のお話を伺うことは、なかなか出来ないので、とても有意義な研修でした。


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