10月28日の全員協議会で、話合われた主なものをご報告いたします。
❶移動スーパーについて
令和3年12月20日販売開始予定ですが、従事するスタッフが集まらないと延期されることもあるそうです。市の関わりとしては、販売場所の提供で、運営に関しては全てカスミさんになります。(市の予算はゼロです)具体的な運行スケジュール、販売場所、利用方法などは広報しらおか12月号に掲載されると共に別刷りでチラシが配布されるようです。既存のスーパーに配慮し、販売場所は現在のところ、19か所を予定しています。買い物に不便さを感じていた方にとっては、とてもありがたい移動スーパーです。また、そこでご近所の方々が顔を合わせることも一つのコミュニティの場となり楽しそうですね。
❷新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について
2回目の接種を終了後、8カ月経過した方を対象に12月から接種を開始予定。前回、電話が繋がらないなど市民の方にご迷惑をおかけしたことを踏まえ、1週間単位で接種券を送付し、混雑を防ぐ対策をとるそうです。接種場所は、前回と同様市内15医療機関となりますが、詳しくは、11月下旬に市のホームぺージに掲載されるとのことですのでご確認ください。
❸白岡中央総合病院新築移転について
周辺道路の渋滞緩和のため市道新設(拡幅)に関わる設計を進めていくことや最短で令和7年度末、移転完了との説明がありました。
9時から始まった全員協議会も終わった時には、外は真っ暗。
あと数日で10月も終わり、11月に入れば12月議会の一般質問通告も始まります。本当に1年があっという間に過ぎていきますね。
月: 2021年10月
やっぱり必要ですね 地域の居場所
今日の夕飯は、栗ご飯。
とても美味しくて何度もおかわりをしてしまいお腹いっぱいです。
この美味しい栗は、昨日10月24日に開催された「令和カフェ」で販売されていたものです。新白岡地区の地域コミュニティの場として、数年前から定期的に開催しているカフェ。コロナの影響で開催延期が続き、やっとの開催!
飲食はまだありませんが、地元の新鮮なお野菜や果物、お米の販売。
ありのみ館で作っているコーヒーの販売。スズランさんからは、マスクの無料配布やウエルシアハウスからは、なんと杖の無料プレゼントがありました。
また、ハワイアンの発表や座ったままのストレッチ体操もあり久しぶりの開催にみなさんの笑顔が集まった時間でした。
やはりいいですね。地域で集まれる場所、居場所があるというのは。
そして、長らくお休みせざるを得なかった悠友会「歌声クラブ」も
11月から再開の連絡を頂きました。合唱に関しては、最後まで規制対象だったため、クラブの皆さんも一日も早い再開を望んでおられました。みんなで歌うことだけでなく、定期的に仲間に会うことは心身ともに健康でいられる秘訣ですね。私も久しぶりに参加させて頂く予定です。
飲食店の時短規制の解除。運動会やイベントなども徐々に開催されてきており、やっと日常生活が戻ってきた気がします。
どうかこのまま、コロナが収束して🙏と願うばかりです。
ハラスメント
内閣府男女共同参画局より、ハラスメントの調査が届きました。
ハラスメントとは行為をした本人の意識の有無に関わらず、相手を不快にしたり、相手が尊厳を傷ついたと感じさせる行為のことを言い、セクシャルハラスメントに始まり、36種類ものハラスメントが一般的に定義づけられています。最近、聞いたハラスメントは「ロジハラ」です。
・性的又は暴力的な言葉(ヤジを含む)による嫌がらせ
・性別に基づく侮辱的な態度や発言
・SNS、メール等による中傷、嫌がらせ
・身体的暴力やハラスメント(殴る、触る、抱きつく等)
・年齢、婚姻状況、出産や育児などプライベートな事柄についての
批判や中傷
・付きまとい、ストーキング
・投票、支持の見返りに何らかの行為を要求
今回の調査では上記の様な事が例としてあげられていますが、私は議員になったばかりの頃、○○○の○○議員と不倫関係であると言った根も葉もない噂を流されたことがあります。その話を直接、聞いた人が知らせてくれたので、その時はすぐに議会事務局に報告しました。
でも、議員がハラスメントを受けた場合、どこに相談をすればよいのでしょうか?
2020年6月からは、大企業が。そして、2022年4月からは、中小企業でもハラスメントの相談窓口設置が義務化されます。さらに、300人以上の企業に対しては、内部通報窓口も義務化されます。ただ、通報したことにより状況が悪化したり、退職に追い込まれるケースもあることから、代行サービス業者が注目されているそうです。また、通報や相談を受けたのに対応せず、放置することは「職場の安全配慮義務に違反」したことになり、責任を負うことになるそうです。
今回の内閣府からの調査は、「各議会等においてハラスメント防止研修を実施する際に活用できる教材を令和3年度に作成する」ためだそうです。行政も議会も一般企業に比べ、遅れているなと感じます。
住民のために仕事をする行政や議員は、住民の困りごとや悩みを受ける側ですね。以外にも理解できていないのは、私たちなのかもしれないと今回の調査を受けて感じました。
市政報告会 ありがとうございました
10月17日。3回目となる連合会派TSUNAGUとWAKABAによる市政報告会を開催しました。コロナによる規制も徐々に緩和され、市内でも各種イベントが開催された中、私たちの報告会に多くの市民の方にご参加いただけましたことにまずは、お礼を申し上げます。
前半は、9月議会について各議員から報告させて頂きました。補助金についての質問が集中し、参加された方は十分にご理解を頂けましたが、野々口が「補助金を減らそうとしている」とか「団体を潰そうとしている」など誤った情報が流れているというお話も伺いました。
市議にそのような権限はありませんし、事実が伝わっていない事を非常に残念に思います。
6月議会一般質問、9月議会令和2年度一般会計決算についての総括質疑で問題視したのは、補助金規則や補助金要綱や会計処理において、適切に事務執行しているのかという点です。さらにしっかりと検証されないまま次年度の予算を決定し補助金を交付しているとすれば、それでいいのですか?という事を指摘しているに過ぎません。
白岡ニュータウン地区に建設された葬儀場についてのやり取りの中で、「行政は法律にのっとり仕事をするものです」という言葉を幾度となく聞きました。当然のことですね。
それであれば、どの事務執行においても法律に基づいて行われているはずですし、行われていないければなりません。私が取り上げているのは、その部分です。
また、後半は2回目までに市民の皆様から頂いた意見と自分たちの考えをまとめた「今後の公共交通」についてお伝えいたしました。
❶道幅が狭いなど、まず道路網の整備が遅れている❷企業バスの空き時間などを活用する、など既存のものを考えては ❸子どもや孫にこれ以上、負担をかけないようにしなければならない(お金)❹全ての市民が満足するものは無理❺なぜ、宮代町は変わっていっているのか等、活発に意見が出されました。
道路網や街づくりに関しても、県との連携が必要です。丁度、ご参加頂いていた岡しげお県議からは、県や市の役割。そして、県と市の連携の重要性を説明頂き、また、的確なアドバイスを頂く事も出来ました。
市民の皆様から一番要望が多いのが、公共交通の充実です。
3年前の選挙期間中も候補者全員が直接、その声を聴いたはずです。
「市議みんなで、まとまって取組んで欲しい」
ごもっともな意見も頂戴しました。
今回もありがとうございました。
明日を選択できる社会に
10月13日。
埼玉県議会 無所属県民会議主催の勉強会に約50名の議員が集まりました。
冒頭、コンパスナビの蟻田さんが〝社会的養護という言葉をご存知の方は?″と質問されましたが、殆ど手があがりませんでした。周知されていないのは、言葉だけではなく、虐待を受けた子ども達の現状。
虐待を受け児童相談所に一時保護されたとしても、児童養護施設に入所できる子や里親に育ててもらえる子は、ほんのわずかで殆どの子は家に帰されます。
年々増加している児童虐待。コンパスナビからは、そのような現状と埼玉県の取組についてのお話がありました。
そして、現在は発信者、支援者として活動している被虐待児だったブローハン聡さんと山本昌子さんのお二人からは、生い立ちから現在の活動についてのお話がありました。
児童養護施設は18歳で退所になります。措置延長というものもあるそうですが、どちらにしても成人になる前に社会に出ていくことになるわけです。
未成年が一人で仕事に就けますか?アパートを借りれますか?
虐待の加害者である親に保証人になってもらえますか?
経済的な問題だけでなく、心に深い傷をおったまま社会に出ていくのです。
山本さんは、「孤独」が辛かった。
死にたいと思ったこともあった。と語り
ブローハンさんは、「自分で明日を選択できる社会を」と語りました。
明日が来るのが当たり前の生活をしている私は、
この言葉に一番衝撃を受けました。
毎日、壮絶な暴力を受けていたブローハンさんにとって、明日を迎えられないかもしれないという恐怖からだったのか。
虐待のない生活を選択したいという意味だったのか…
とてもとても深く重たい言葉でした。
3年前、埼玉県と一般社団法人コンパスナビが主催したトークイベントで、「社会的養護」という言葉を私は初めて知りました。
虐待から逃れたらそれで終わりではなく、支援は社会に出てからも必要なこと。
まずは、知った人から知らない人へ伝え、繋がっていくこと。
一歩はそこから始まるのだと思います。
そして、彼らの話を聞いた一人一人が、何が必要なのだろうかと
きっと大人として、そして議員として考えて下さったと思います。
◆ブローハ聡さんの本が発売されました。Amazonで購入できます。
みなさんも、ぜひ”知った人“になってください。
白岡市の今を知る人は
どうやら、掃除機をかけるとスイッチが入るようで今朝は、”昨日のブログ、トランペッターの名前を日野正平と書いたかも💡”と、見直しをしたらやっぱり…。(その当時、好きだった俳優ですね。)
さて、第6次白岡市総合振興計画策定にあたり市民意識調査が始まりました。郵送で届く方もいるのだと思いますが、ネットで回答ができます。
“白岡駅、新白岡駅500メートル圏内での買い物、飲食の頻度”や公共交通については、民間バス、タクシー乗り合い交通など手段別に分けての満足度。
その他、介護、教育、子育て、生涯学習など各分野においての調査になっています。
今の白岡市を一番よく知っている人は。
今の白岡市の問題点を一番わかっている人は。
今のそして、これからの白岡市の街づくりや行政運営で
一番影響を受ける人は。
他ならぬ私たち市民です。
街づくりのプロフェッショナル。市民生活を考えるプロフェッショナルを創るのは。そして、こらからの白岡市をより良くしていくのは、行政運営に関心を持つ市民の存在です。
期限は、10月29日。
ぜひ、ご回答ください。http://bit.ly/3kjCzD
目標と目的…地域部活動への移行は
今朝、お掃除をしていた時にふと思い出した、中学校時代のお友達の”たこぼー”。私は吹奏楽部でしたが、部員数も少なく、学校の楽器もボロボロ。コンクールで優勝するぞ!ではなく、ゆる~く楽しくがモットーでした。そんな吹部にある日、転校生の”たこぼー”が入部してきました。トランペットもシルバーでピカピカの自前。それだけでも注目👀ものなのに、演奏したら日野皓正並みの腕前。あんなに美しい音色を聴いたのは、初めてでした。
あの時、”なんて酷い部活に来てしまったのか”と たこぼーは 思ったはず。でも、卒業までそんな事は一言も言わずに、下手な私たちと一緒に演奏してくれました。タコボーは、楽しかったのかな?それを今朝、思ったのです。
きっかけは、Twitterで見た音楽の先生の投稿でした。
「私は吹部も合唱コンクールも嫌いだ。勝負が目的の音楽はやりたくない。まして教育という場において。音楽にとって、勝負はあくまで目標の一つであって、目的はもっと別の尊いものである。私は音楽で勝つ方法を教えるために教員になったんじゃない。音楽が人生を豊かにしてくれることを伝えたい。」
何のための部活動なのか…考えさせられますね。
さらに、経験のない種目の顧問になる。試合に勝てなければ保護者から抗議を受ける。休みがない…などなど。先生の労働環境から部活動の在り方を考え、地域部活動への移行が検討されていますが
新聞報道から見ても課題は多く、全国的に簡単に移行が進みそうにないことがわかります。特に埼玉県では、高校受験において部活動加点があるため、地域部活動になった場合の加点を心配される保護者の声も多いと聞きます。学校部活動が廃止されず、この制度が残る限りその心配はなくならいでしょう。
白岡市では、モデル事業として委託を受け準備をしていますが、10月初旬、受け皿となる団体の決定。11月始動に向けて、急ピッチで体制づくりが進められていることと思います。
研修会は続く
議会がない期間、議員はなにをしているのですか?そんな質問を頂きました。議員としての決まった活動もありますが、それ以外は時間の使い方はそれぞれです。連合会派では、10月17日(日)に市政報告会を開催するほか、自主勉強会の開催。また、個人では研修を受講したり、市民の方からの相談を受けたりしています。
10月1日(金)は、吹上秋桜高校の先生とSSW(スクールソーシャルワーカー:福祉的な面で児童生徒を支援する)さんのお二人から、「自助」では解決できない困難を抱えた子ども達への支援の必要性について勉強させて頂きました。
保護者の貧困、保護者の精神疾患、ヤングケアラー、虐待、発達障害、児童養護施設入居など、自分では解決できない問題を抱えている子ども達がどうやって大人になり、自立した生活を送れるようになるのでしょうか。
元々、子どもは守られるべき存在です。でも、それが叶わない生徒がいる現実に直面しているお二人の先生は、生徒だけの問題と捉えるのではなく、その生徒を取り巻く環境全てから見つめ支援をしようと日々、努力されています。
例えば、ヤングケラー問題であれば、その生活を改善するためには、保護者に必要な支援は何かをつなぐ。そして、世話をしている妹や弟への支援は何かを考えつなぐ。そうしなければ、その生徒の問題は解決できないからです。
要は、単独支援ではなく重層的な支援を行っているのです。
そして、4日~5日は4つの研修をオンラインで受講しましたが本日、受講した内容がまさに「福祉における重層的支援」の必要性でした。必要性というより、既に白岡市でも今年度からの5か年計画の地域福祉計画において、位置付けているものです。
例えば、生活困窮者は複数の課題を抱えている人が多いという事から見ても、一つの課題だけを解決すれば困窮から脱出できるわけではない事がわかります。
今日の講師である同志社大学の永田祐教授は、どこの課でも、どんな相談も受け付けて、その相談に対し複数の課が集まり、どんな課題がありどんな支援が必要かを考える体制。そして一番効果的な支援を生み出す事こそが重層的支援であるとおっしゃっていました。
まさに、秋桜高校の先生方が生徒一人ひとりに対し行っている重層的支援は、教育現場として切り離すのではなく、行政と一体になって行うべきものです。なぜなら先生の異動や退職により単独的支援しか行われなくなる可能性も大きいからです。
人の異動があっても何も支障なく相談を受け、支援につなげるには
どこでも受付「入口」はたくさん。行政内部での繋がりからより効果的な支援を生み出す「出口は一つ」。これが求められているワンストップ窓口であることも学びました。
やらなければならない事は、つながる支援があるのなら、それに必ずつなげるという事です。
そして来週は、「社会的擁護を知り児童虐待を考える」勉強会です。