早いもので、今日で10月も終わり。今年もあと2ヶ月ですね。
今日は、浦和大学にお邪魔しました。社会学部現代社会学科の学生約40名の後期の授業は、「主権者教育と政治」についてということで、今日は、埼玉県議の井上航さんと多摩市議の岩永ひさかさん、西東京市議の田村ひろゆきさんと私の4名がゲストとして、授業に参加しました。
“自己紹介を10分で”とご連絡を頂いていたのに、すっかり忘れていたのは私だけ。でも、主権者として大切なこと(私が大切にしていること)は、「一人の100歩よりも100人の一歩」(地球環境家・谷口たかひささんが言っていた言葉)であることを伝えました。そして、渋谷ハロウィンに渋谷区の税金が1億円使われることを例に出し、実は政治は身近にあることをお話しました。
余談ですが、事前の質問で議員報酬があがっていたので、それぞれ公表しましたが、白岡市の低さに皆さん驚いていました(^^;)
その後は、学生6~8名のグループに議員1名が入り、グループワーク。テーマがあるわけではなかったので、議員により話し合ったことは違ったようです。政治に参加することの意義を深められたらなと思い、渋谷ハロウィンについて一人一人から意見をもらったところ、
二分しました。
❶もったいない。税金の使い方として他にある。
②事故防止のためであるなら、仕方がない。
すると一人の学生から「なぜ、渋谷に集まるのか。渋谷だから仕方ないと諦めているのではないか」との発言があり、「渋谷は若者が集まる街だから」「道幅が広い」「路地があってたまりやすい」「メディアがあおっている」などの理由が挙がってきました。また、「その日は、商売にならないからお店を閉めるといった話を聞いた。経済効果もなく迷惑ではないか」といった意見も。
Q・じゃあ、この税金の使い方どうする?
A・解決策として出てきたのは、「ハロウインが出来ない街にする」
「有料化にする」。
Q・有料化っていくらくらい?
A・13,000円くらいかな。
ここで時間切れ。15分ではここまでが限界でしたが、
「これでいいの?1億の税金の使い方」を一人一人が考えてくれて、それぞれしっかりとして意見を発表してくれました。
家族や学校、バイト先の人以外の大人と話すことが殆どない大学生と同じで、私も息子と話す以外、現役大学生と話す機会は、殆どありません。それぞれ立場や年代が違う人の意見が聴けることは、お互いにとても有益だったと思います。
今回、このような機会を与えて下さったのは、主権者教育アドバイザー(総務省)でもある林大介先生です。以前、東洋大学で情報リテラシー講座を担当した時に初めてお会いしましたが、その時はまだ、議員ではありませんでした。
人の縁とは、本当に不思議なものです。立場を変えての再会。
そして、学生と楽しい時間が過ごせました。
一人の100歩(気づき)より、
この授業に参加した40人全員の一歩(気づき)。
その力は大きいことをこれからの人生に役立てて欲しいなと思います。