今日は、元陸上選手🏃♀️で、走る哲学者と呼ばれている為末大氏が
X(Twitter)に9月16日に投稿した内容をシェアします。
「私たちの世代(45歳周辺)は、まだ日本に市場がそこそこあり、縄張りもはっきりしていてその中でやっていくためにはムラのしきたりに従う必要がありました。ですから肌感覚でしきたりはわかります。 ところが、令和の世代はいきなり世界に出てしまったり、今までになかった市場で評価され始めました。こうなるとムラ社会の得意技の 「この世界から干すぞ」 が通用しません。ムラの力は、ムラの中でしか通用しないからです。 こうして、令和世代は新しい世界に飛び立ち、昭和のムラ社会は徐々に衰退していく市場の中でお互い身を削ったり、必死に防衛する戦いを繰り広げていました。
しかし、なんとか守ってきた昭和システムももうそろそろ持たなくなってきていると感じます。 正直なところ、ムラ社会に半分浸かっていた私も億劫な気分ですが、それでも生き残るには外に出ていくしかありません。人生の後半戦でギアチェンジですね。それから次の世代の蓋をするわけにも行きません。私たち世代には「タブー」が染み込んでいます。でも、それをムラの外から見れば、一体何がタブーなのかわからないぐらい滑稽なことかもしれません。令和世代の方と話すと 「なんでそんなことに気を遣っているんですか」 とシンプルに問いかけられます。ああ、自分も古い考えに染まってしまっているなと気付かされます。
未来は明るい。世界は広い。令和世代の方達の邪魔だけはしないように、それから自分の考えも都度新しくしながら大きく広くいきたいものだなと思います。」 ここまでが引用です。
【ムラ社会の得意技の 「この世界から干すぞ」】
私は、昭和40年生まれですが、元々鈍感なのか・・・
この”ムラ社会の得意技”をあまり感じることなく生きてきました。
しかし、ここ数年はよく感じます。感度が良くなったのかな🙄
目的を果たすためにムラ社会が機能することを何度となく経験してきました。
そして、そのムラ社会は自分達のためにだけに存在し、未来を考えていないですね。
もうそんな時代ではないです。
そのようなムラの力が大きいところは、取り残されていくことになります。
以下は、為末さんの投稿に寄せられたコメントです。👇
「若い人たちの行く道を、狭量で事大主義な権益者が邪魔したり
獲物にするのはやめてほしいです」
あります あります。色々な場面で。
もっと前進できるのに、もっと違った方向に行けるのに。って思うことも
ここ数年はよくあります。
そのムラにしか自分の居場所がないからこそ、必死にしがみつき、ムラの外では、力がないことがわかっているから、ムラを守ろうとする。
為末さんの言葉を借りれば
令和世代の方達の邪魔だけはしないように、それから自分の考えも都度新しくしながら大きく広くいきたいものだなと私は思います。