12月議会も一般質問が終わり、来週から各常任委員会において議案の審議が始まります。各常任委員会に議案を付託する前に行われるのが総括質疑ですが、昨日(8日)は、大山小学校廃校に関する「学校設置条例の一部改正案」に対する質疑に6名が登壇しました。
(この議案はこの時点では、文教厚生常任委員会に付託予定の議案です)
第1通告者~第4通告者まで順調に進みましたが、第5通告者の質疑中に議会は中断しました。なぜなら、この議員は文教厚生常任委員会の委員だからです。
議案が常任委員会に付託される前なので、全議員に質疑する権利は勿論あります。
しかし、白岡市議会は委員会中心主義(議案を審議するのは委員会)であるために、自分が所属している委員会に付託されるであろう議案に対しては、その委員会の委員は、総括質疑をしないというのが暗黙のルールです。
それはそうですね。委員会で質疑が出来るわけですから。
さらに全議員が本会議で質疑を行ってしまったら、委員会の存在意義がなくなってしまいます。よって、全議員に質疑をする権利はあるけれど、委員会を尊重するために紳士協定みたいなものがあるのです。
なのでTSUNAGUは、大山小学校に関する質疑は、文教厚生常任委員会の委員である私ではなく、違う委員会に所属している石渡議員が。WAKABA,公明党もそれぞれ違う委員会に所属している議員が登壇しました。
そのような事から、第5通告者の質疑に対し、執行部は「文教厚生常任委員会の●●議員からの質疑にはお応えできません」との答弁となり、議会が中断したということです。
まぁ国会でよく聞かれる答弁ですが、答弁をしている事には変わりないので、これも違法でも何でもありません。
ここ数年で白岡市議会の秩序が乱れてきたことを痛感いたします。
「法律や規則はない。出来ない根拠はないのだから、やっていい!」
これがまかり通ってしまったら、私たちの社会は成り立ちません。
十年以上前でしょうか。「電子レンジでメガネを温めたらいけない」と使用書に記載がないからと訴えられたアメリカでの話を思い出します。
今回の執行部の対応は、委員会中心主義を尊重できない今の白岡市議会に一石を投じてくれたなと私は感じました。
この後の話は、次のブログで。