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6年前の白岡市議会を振り返って

 埼玉県議会で、議員の発言をめぐる対立から、本来16日に閉会する予定だった議会は、翌17日の早朝まで続きました。夜中に傍聴に行った方もおられたようですが、私は布団に入ってLIVE中継を視聴。

「バカ」と言った議員に謝罪を求める処分要求を出すと、それに対し「バカ」とヤジを飛ばされた側の議員が”退席時に椅子を机にぶつけ大きな音を出し威嚇した”と懲罰動議が出されるといって展開。

この懲罰動議には自民党以外の会派が反対したものの、過半数の議席を持つ自民党の賛成多数で可決されました。

椅子が机にぶつかって大きな音が出たことが、果たして懲罰に値する行為だったのでしょうか。

こうしたことをめぐって議会が翌朝まで続く事態となったことにも、疑問を感じずにはいられません。議会運営にも県民の税金が使われています。その時間と労力を、本来議論すべき県政の課題に向けることはできなかったのでしょうか。

議会は誰のために、何のためにあるのか。

今回の出来事は、議会の品位とは何か、そして懲罰制度は何のためにあるのかを、改めて考えさせられるものでした。
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 そして、今回の埼玉県議会の出来事を見て、令和2年9月に白岡市議会で起きた出来事を思い出しました。当時、議員になって2年目だった私は、他の4人の議員とともに、議長不信任決議案を提出しました。

ところが、本会議が始まると、議長不信任決議案は違憲・違法であるとして、審議せずに却下することを求める動議が提出されました。その動議は否決され、議長不信任決議案は可決されましたが。

 それで終わりではありませんでした。

今度は、決議案を提出した私たち5人に対し、「議会の品位をおとしめ、議事を妨害した」として懲罰動議が提出され、懲罰特別委員会が設置され、私たちも弁明することになりました。結果として、懲罰は科されませんでした。もし、懲罰が科されていたら、白岡市議会は全国に恥をされすことになっていたと思います。

なぜなら、議長不信任決議は、議長を強制的に辞職させるものではなく、議会として信任していないという意思を表明するものであり、意見の異なる議員がいるのは当然です。提出された決議案に反対することも、議会における正当な活動だからです。(国会でよく見ますよね)

 しかし、その決議案を提出したこと自体が、懲罰に値する行為だとされ懲罰委員会で審議されたのです。(当時、新聞にも掲載されました)

議会の品位とは、何なのでしょう。

異なる意見を尊重し、議論を尽くすことこそ、議会に求められる姿勢ではないですか。

 現在、私は議会運営委員会の委員長を務めています。6年前の経験を振り返りながら、議員の発言や活動の権利を守ること、そして法令やルールに基づいて公正に議会を運営することの大切さを、改めて感じます。そして、議会力を高めること。
議員個人の力だけでなく、議会全体の力を高めていく。その積み重ねが、市民のために働く議会につながるのだと思います。

 現在、白岡市議会では、議会議員政治倫理条例の制定に向け、パブリックコメント実施中です。この条例も、単に議員の行動を規制するためのものではなく、市民から信頼される議会を、議員みんなでつくっていくためのものです。
そして、第2条 議員の責務の2項。「議員は、議員相互の尊重と協調をもって議会活動に当たらなければならない。」は、白岡市議会独自の条項になります。

意見が異なることは当然ですし、議論が白熱することもあるでしょう。しかし、意見の違いが議員同士の対立に終始してしまっては、本来の議会の役割を果たすことはできません。

今回の埼玉県議会の出来事を見ても、改めてこの条項の大切さを感じます。互いを尊重することは、意見を同じくすることではありません。異なる意見を認め合い、議論を尽くすこと。

市民のために働く議会を、議員みんなでつくっていきたいと思います。

*令和2年9月の議事録は➡️https://x.gd/MnFp2