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私の一般質問は(1)

「6月議会のご案内」のブログ内でもお知らせしたように、今回は2つの質問をいたしました。
1問目の質問は
❶行政財産の目的外使用について、その性質とは違った使用だと考えられるものがある。
❷補助金についても理解し難い交付がある。
行政財産の目的外使用では市の歳入が。
補助金については市の歳出が大きく関係します。行財政改革でしっかりと見直しをして欲しいという事が趣旨でした。

行政財産の目的外使用については、厳格でなければなりません。なぜなら、市民の財産を特別に使用させるからです。そして、使用料をとるのが基本です。しかし、市の建物を使っているのに使用料を免除し、尚且つ光熱水費まで市が負担している補助金団体があります。

●良しとするその理由は➡公益性の高い外郭団体だから

同じく公益性の高い外郭団体のシルバー人材センターは使用料を払っている。公益性の高い外郭団体という同じ位置づけなのに
●なぜ無料のところと有料のところがあるのか?➡シルバー人材センターは収益をあげているから(といったニュアンス)

●収益を上げているという事は、自立のために努力をしているという事であり、努力をしたら使用料が取られるのであれば自立しようなんて思わなくないですか?
➡行政財産の目的外使用について見直します
(という答弁だったと思います)

そもそも行政財産の目的外使用というのは、自主財源がないからといった理由で無料にするような性質のものではないはずです。その性質を持つものは、補助金です。運営が軌道に乗ってきたので、補助金を減額しよう。そういうものだと思います。

 また、庁舎を含む市内公共施設に設置されている自動販売機も市と飲料事業者が契約し、その使用料が市の歳入となりますが白岡市の場合、
そうではありません。
庁舎を含む市内公共施設にある自動販売機全39台のうち、市が契約しているのは13台で、残り26台は補助金団体が行政財産の目的外使用許可をとり、飲料事業者と契約しているのです。そして、売上の一部を収入として得ています。

このように売上の一部を収入にすることが公益性のある事業として認められるのであれば、他の団体が申請した場合も許可しなければなりません。そして、それが認められるのであれば、コロナで疲弊した市内商店や事業者に使用許可を出し、支援するのが行政の役目であり、市民も納得することだと思います。
因みに北九州市では行政監査の対象となり、この行為は転貸にあたるとし是正が求められました。


財政が厳しい、厳しいと今までも行財政改革を行ってきているのに、なぜこの歳入を一部の補助金団体に?それも転貸行為にあたるのに?

行政財産の目的外使用について、曖昧な事をなくすためにもガイドラインを作成し、見直すべき
➡見直します(一言でいうと)でした。

目的外使用が緩和されてきた背景には、有効活用し市の歳入を増やすことが目的にあります。不透明でその性質とは違った運用を見直し、少しでも市の歳入を増やすべきです。

長くなりましたので、補助金については次回に。

※外郭団体…一般的には、出資法人のことを外郭団体と言います。白岡市の場合は、それに加え市と密接な関係を持つ団体も外郭団体としています。(社協・シルバー人材センター・商工会・観光協会)

※市議の仕事は、市民の税金が適切に使われているのか?など
行政の仕事を監視、チェックすることと、市民の代表として市民の声を届けることです。この2つの質問は、どちらもお金の使い方について、問題提議したものです。

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