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あまこ♪

「あまこ♪ あまこ♪」
今朝、猫をなでながら無意識に出てきたこのフレーズ。
「あっ、これ」と思った瞬間。幼い私を見て、父が口ずさんでいる光景が浮かんで来ました。
とにかく甘えん坊だった私。その私を父は「あまこ」と呼んでいたんですね。
当時は、土曜日も仕事があったし家に居るときの父は、本を読んでばかり。
なので、遊んだ記憶は殆どありません。
それでも、こうして無意識に口ずさんでしまうほど、父の声、言葉は残っています。

「子ども達を自信を持って送り出してあげたい」
一昨日の教育委員会臨時会で大山小廃校方針の議案の審議中に発言された委員さんの言葉です。
とても心に残る言葉でした。

委員さんの言葉は、送り出す側の大人の視点。
その大人がまだ受容できていなければ、自信を持って送り出すことはできないですよね。

子どもにとって初めての小さな集団(社会)は家庭です。
家庭での会話を聞き、様々なことを家庭で学びながら、子どもは育っていきます。そして、私が無意識に口ずさんだ「あまこ」と同じように、何気ない言葉が記憶に残ったりするものです。
「何かあったら、心配だよ」と送り出されるより「大丈夫!いってらっしゃい」と言われて笑顔で見送られる方が気持ちいいのは、大人でも一緒ですね。

そう言えば、ヘビースモーカーだった父と「禁煙できるか」をかけたことがありました。あれは小5の時。結果、欲しかったバッグを手にいれて大喜びの私でしたが。
今思えば、父はわざと負けてくれたんだなって思います。
そのバッグにお気に入りの文房具を入れ、持ち歩く嬉しそうな私の姿が写真に残っているから。

今日は、わんぱく商店街に行きましたが、子ども達が一生懸命、パンや駄菓子を売っていて、なんとも微笑ましい光景でした。
その子ども達を応援している大人の姿。
手伝ったら簡単だけど、あえて手を出さない。子どもの力を信じることも大切な大人の役目だなと感じました。

子ども達の笑顔がいっぱいの街は、幸せな街。

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大山小学校の統廃合について

10月の全員協議会で令和7年3月廃校の方針が明確になり、12月議会において、学校設置条例の改正議案が提出される予定であることが示されました。
その議案が12月議案に上程されるかは、今日の時点ではまだわかりません。
 しかし、私は議案は今は出すべきではないと思っていますし、12月議会で出された時には、賛成は出来ないという結論に至りました。

理由は3つあります。
一つ目は、市内から小学校がなくなるといった非常に大きな問題が、短期間で決められ、地元住民のかたの気持ちが置き去りにされているからです。今年3月から統廃合に向けて説明がされてきましたが、令和7年3月廃校と明確に打ち出されたのは、10月下旬です。
先日、意見交換をさせて頂いた大山地域元気会の方も「なぜ、こんなに急ぐのか」「拙速だ」と
この早さを指摘される声が多く聞かれました。
廃校を理解して頂けたとしても、受容するまでの時間が全くありません。

二つ目は、廃校までのプロセスを踏んでないということです。
まず、令和3年度から始まった第3期白岡市教育振興基本計画において、学校の統廃合については、一切、示されていません。

野々口が作成したものです

教育振興基本計画を改定し、さらに白岡市学校再編計画(または配置計画)を策定し、その方針、スケジュールに基づいて行われるのが正式なプロセスだと私は思います。大山小学校と同じ位の児童数の学校を有している自治体をいくつか調べてみましたが、計画が策定されており全てホームページで公開されていました。
教育振興基本計画は、教育行政の最上位計画です。教育行政にとって最も重要な計画であることは言うまでもありません。その計画を見直すこともなく、事務執行がされることは認められません。事務執行が適切な手順で行われているか?それをチェックするのが議員の役目だからです。

三つ目は、本日(11月21日)に開催された臨時の教育委員会が理由です。臨時会は、緊急を要する時に開催されるものです。通常の定例会は11月16日に開催されたばかりで、何が緊急を要する議案なのか?
(緊急ですから、急に決まったのでしょう。理由はわかりませんが教育委員1名が欠席でした)

議案第39号 白岡市立大山小学校の今後の在り方について
議案第40号 令和5年度第5回(12月)白岡市議会定例会提出議案に係る意見聴取について(非公開)
議案第41号 令和5年度第5回(12月)白岡市議会定例会提出議案に係る意見聴取について(非公開)

議案40,41号は非公開のため、傍聴ができず、タイトルもないのでなにが話し合われたのか全くわかりませんが、39号は、まさに大山小学校については廃校という方針でよいか?議決を求めるものでした。
「今までなんども議論してきたので理解している」「なんとか出来なかったのかの思いに戻ってしまう」など委員からの質疑や意見が交わされました。

その中でも非常に驚いたのが「本日の資料を事前に頂きたかった。そうすればもっと読み込むことができた」といった発言でした。その資料というのは、下記の画像が含まれる、大山小学校の現状や課題、統廃合に向けての経緯や統廃合後の事などが記載されている資料です。保護者のアンケートを読んだという委員もおられるので、同じような資料は今までにもご覧になっているのではないかな?と想像はいたしますが。それにしても、こんな重要な事を決める為の資料が当日配布?(緊急だったから当日なのでしょうね)

傍聴していた会派TSUNAGU4名、全員が「え?ありない」という表情で顔を見合わせたほど。
 そして、教育行政に関する条例改正は、教育委員の議決は必須。ということは、学校設置条例の改正を12月議会に上程するのであれば、まずは教育委員の議決が必要なのです。
しかも、12月議会の議案を決定するのは11月24日。それまでに議決が必要・・・。

だからこその臨時会。
だからこそ、なぜ今なの?です。
下記でわかる通り、教育委員会の重要事項の意思決定を行うのが教育委員4名です。

本来であれば、臨時会を開催し議決をとることではありません。これが緊急を要するからと開かれた臨時会の理由であれば、あまりにも計画性がありませんし、教育委員を軽視しています。
慌てて臨時会で議決をとらなければならなくなった理由はなんのでしょうか?

以上3点の理由から、今は賛成できないといった結論に至りました。

大山地域元気会の皆様とお話をさせて頂いてから、心のもやもやが大きくなり、そのモヤモヤが晴れたのは、先週でした。私もこの結論に至るまで時間がかかりました。
大きければ大きいほど、結論を出すまでの時間はかかります。そして受容するまでの時間がかかり、その時間は必要な時間なのだと思います。

そして、教育振興基本計画の見直しなど、プロセスを考えてこれなかったことを議員として反省し、さらに教育の最上位計画の議決権を議会が持たなかったことを反省しています。

児童数の推移を見れば、待ったなしの状況であること。これは事実。
でも



昨日の谷口たかひさ氏の言葉
「おかしいと思うことには、勇気を出しておかしいと言おう」沈黙は容認。

 


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同じ空の下で

 週末は、白岡秋の彩りフェスタ、大山ランタンナイトとイベント盛りだくさんの一日でしたね。9月議会で会派TSUNAGUの石渡まさひろ議員が提案した「コストコフェア」も早速、味彩センターで開催され、10時30分頃には、大人気の🍞類は、ほとんど完売でした。味彩センター内の品揃えも通常より多く、また店内も大勢のお客さんで賑わっていました。
 また、猫の譲渡会も開催されており、そのブースに並んでいた手作りのピアスを娘のプレゼントに購入。これだけ大きなイベントの開催。白岡市、変わってきましたね。

午後は、子ども食堂「はらいっぱい」のお手伝いに久しぶりに入れました。
昨日は79食。物価高騰の煽りは、勿論、子ども食堂も受けています。以前より食数も増えて居る中、市の補助など一切ない中で、メニューを考え食材を調達しています。お野菜などは、市内農家さんからのご寄付を頂けることもあり、昨日は秋の果物やお野菜をお土産として用意が出来ました。
 以前、他自治体で子ども食堂を始めた方から、「始めたはいいけれど、スタッフの継続が難しくて・・・」というご相談を受けました。資金面だけでなく、継続するには共に活動してくれるスタッフは必要不可欠です。
私は、時間がある時だけなので、年に3回入れればいいぐらいで、殆ど役に立っていないスタッフですが、それでも継続できるのは、そこに集まる方々の温かさ。そう熱意というより温かさだと思っています。
 資金面での継続は、「はらいっぱい」も難しい状況です。
しかし、必要としている子ども達は確実に増えている白岡市です。立ち上げた3人の思いを大切にしながら、何が出来るのかを一緒に考えていきたいと思います。

「白菜挽き肉丼」 ど~ん!と79食

子ども食堂終了後は、大山ランタンナイトへ!
陽も落ちて、ちょうどいい感じ。素敵な光景が拡がっていました。

息子がオーステン(サッカーチーム)だった頃、練習場だった大山小学校には毎週、訪れていましたが、今年は、運動会、ランタンナイトで訪れました。
また、野良猫TNR活動で訪れることは、とても多い地区です。
朝、昼、夜。



大山小学校統廃合について考えること。
議員として不足していたことを反省しています。
そして、議会として不足していることを考えさせられます。

少子化、高齢化、子どもの貧困、街の賑わい、人々の暮し・・・
昨日という一日。
たくさんのことを考える一日でした。

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自分から求めること

秋を楽しむことがないまま、一気に冬到来と感じる気温の変化。
寒くなりましたね。

日々の活動は、Twitter(x)などSNSで発信することが多く、またまた久しぶりの投稿になってしまいました。
私の移動手段は、殆ど車ですが最近は車内でラジオを流していることが多いです。11月8日はTBSラジオで「ジェーンスー生活は踊る」。昨夜は、文化放送「アーサー・ビナード ラジオぽこりぽこり(ゲストは、ヴィヴィアン佐藤さん)」を聞きながら帰宅しました。
メモを取りたい!と思うお話の数々。
”なるほどな~”とか
”そうそうその言葉が欲しかった”など共感できることが多く、特にヴィヴィアン佐藤さんの物事の捉え方は、私にはなかった考えだったので非常に興味深かったです。
メモを取れなかったので、便利なradikoでゆっくり視聴しようと思います。

11月6日は、昨年に引き続き、浦和大学社会学部の授業「主権者教育と政治」にお招き頂き、狭山市議会の笹本議員、さいたま市議会の三神議員と一緒に参加してきました。
事前のアンケートでは、国会議員のあまり良くないイメージが強く、地方議員はやはり身近ではないのだなと感じました。
グループワークでは、大学生の本音が知りたいと思い「投票に行ったことがあるか?」という質問から始め、展開しました。
学生は19歳なので、選挙権を持ってからまだ2年。なので、選挙もそんなにないのですが。
投票する人を”街頭演説や選挙公報などを見て決めた”という学生もいれば、”投票券を見たことがない。親も投票に行かないから”と言った声もありました。

家庭環境も投票行動に関係しているのは、以前から言われていることですが、影響していますね。事後のアンケートでは、「政治に関心を持つようになった」などの声が寄せられており、少しは、お役に立てたのかなと嬉しく思います。

車中では、お気に入りの音楽も心地よいけれど、ラジオのように他の情報から視野を拡げることは出来ないし、スマホ(ネット)も自分好みの情報に偏りがちになってしまう・・・
与えられたもの(環境)で完結するのではなく、自ら求めていくことが視野を拡げ、新たな繋がりを生むこと。
そして、それがワクワクする楽しみになることを感じている週末です。

「投票券はどこ?」
次の選挙では、その一言から動き出してくれたらなと期待しています。