連合会派視察2日目を書く前にこちらを先に。
2月22日開会予定の議会における一般質問は2問で、一つは持続可能な地域クラブ活動についてです。
教員の働き方改革を目的に始まった地域部活動への移行(現在は、地域クラブ)ですが、様々な課題が山積しており、これを一律に全国で対応するのは、無理なのではないか?と思っています。
こんな大がかりな事をしなくても、平日の部活動は3日で土日は休みとするだけでいいのでは?というのが私の当初からの考えです。「外国では、サッカーで名門のクラブチームの下部組織でさえ、毎日は練習しないのに、なぜ、日本の部活動は、毎日練習するんだ?子どもの体を考えれば休息が必要なのに」との話を以前、聞いたことがあります。なので、子ども達の休息も取れるし、教員の負担も軽減され、一石二鳥だと思うのです。
ただ、これだと経験した事もない種目の顧問にさせられたりといったことが解決しないのが問題ではありますので、完璧ではありませんが。
しかし、一般質問するにあたり埼玉県中体連を調べていたところ、それだけでは解決できない過酷過ぎる教員の現状を知りました。
これはネットで公開されている資料になりますが、ぜひ、目を通してみてください。
http://www.saibad.com/chuugaku/2023/chdaihyour05.pdf
自分の学校は負けてしまっても、審判などの役割がある話は知っていましたが、大会の運営を教員が行うって、ここまでなの?って驚いています。これだけの資料を作成するだけで、どれだけの時間を使っているのだろうか。しかも、これに沿った当日の運営。
これって教員の正規の仕事なのでしょうか?
白岡市は、モデル事業として国から委託を受け今年度で3年目。他自治体からの視察も多く、先進事例として注目されています。しかし、この地域移行が始まった当初からの懸念材料であった受益者負担(会費)は、まだ踏み切れていません。
部活動の顧問になった教員は、わずかな手当で土日に指導し、通常授業を終えたあと残業代もなしで、平日の指導にあたっています。ボランティアで支えられてきたのが部活動なのですよね。
だから、地域移行しても受益者負担が求められない?って事なのでしょうか。
でも、人が動く、働くことに対価が生じるのは当然だと思います。
以前、子育て相談員をしていた時に教員を夫に持つ、母親から「土日も部活。家族の時間が持てない。家族との時間を大切にして欲しいのに」といった相談を受けたことがありました。
その当時、お子さんは2歳でした。
もし、パートナーがこのような状況だったら、どうだろうか?
今回の質問内容とは、少し違った今回のブログの内容ですが、なぜ部活動改革が必要なのかを共有できたらとの思いです。