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大山小学校の統廃合について

10月の全員協議会で令和7年3月廃校の方針が明確になり、12月議会において、学校設置条例の改正議案が提出される予定であることが示されました。
その議案が12月議案に上程されるかは、今日の時点ではまだわかりません。
 しかし、私は議案は今は出すべきではないと思っていますし、12月議会で出された時には、賛成は出来ないという結論に至りました。

理由は3つあります。
一つ目は、市内から小学校がなくなるといった非常に大きな問題が、短期間で決められ、地元住民のかたの気持ちが置き去りにされているからです。今年3月から統廃合に向けて説明がされてきましたが、令和7年3月廃校と明確に打ち出されたのは、10月下旬です。
先日、意見交換をさせて頂いた大山地域元気会の方も「なぜ、こんなに急ぐのか」「拙速だ」と
この早さを指摘される声が多く聞かれました。
廃校を理解して頂けたとしても、受容するまでの時間が全くありません。

二つ目は、廃校までのプロセスを踏んでないということです。
まず、令和3年度から始まった第3期白岡市教育振興基本計画において、学校の統廃合については、一切、示されていません。

野々口が作成したものです

教育振興基本計画を改定し、さらに白岡市学校再編計画(または配置計画)を策定し、その方針、スケジュールに基づいて行われるのが正式なプロセスだと私は思います。大山小学校と同じ位の児童数の学校を有している自治体をいくつか調べてみましたが、計画が策定されており全てホームページで公開されていました。
教育振興基本計画は、教育行政の最上位計画です。教育行政にとって最も重要な計画であることは言うまでもありません。その計画を見直すこともなく、事務執行がされることは認められません。事務執行が適切な手順で行われているか?それをチェックするのが議員の役目だからです。

三つ目は、本日(11月21日)に開催された臨時の教育委員会が理由です。臨時会は、緊急を要する時に開催されるものです。通常の定例会は11月16日に開催されたばかりで、何が緊急を要する議案なのか?
(緊急ですから、急に決まったのでしょう。理由はわかりませんが教育委員1名が欠席でした)

議案第39号 白岡市立大山小学校の今後の在り方について
議案第40号 令和5年度第5回(12月)白岡市議会定例会提出議案に係る意見聴取について(非公開)
議案第41号 令和5年度第5回(12月)白岡市議会定例会提出議案に係る意見聴取について(非公開)

議案40,41号は非公開のため、傍聴ができず、タイトルもないのでなにが話し合われたのか全くわかりませんが、39号は、まさに大山小学校については廃校という方針でよいか?議決を求めるものでした。
「今までなんども議論してきたので理解している」「なんとか出来なかったのかの思いに戻ってしまう」など委員からの質疑や意見が交わされました。

その中でも非常に驚いたのが「本日の資料を事前に頂きたかった。そうすればもっと読み込むことができた」といった発言でした。その資料というのは、下記の画像が含まれる、大山小学校の現状や課題、統廃合に向けての経緯や統廃合後の事などが記載されている資料です。保護者のアンケートを読んだという委員もおられるので、同じような資料は今までにもご覧になっているのではないかな?と想像はいたしますが。それにしても、こんな重要な事を決める為の資料が当日配布?(緊急だったから当日なのでしょうね)

傍聴していた会派TSUNAGU4名、全員が「え?ありない」という表情で顔を見合わせたほど。
 そして、教育行政に関する条例改正は、教育委員の議決は必須。ということは、学校設置条例の改正を12月議会に上程するのであれば、まずは教育委員の議決が必要なのです。
しかも、12月議会の議案を決定するのは11月24日。それまでに議決が必要・・・。

だからこその臨時会。
だからこそ、なぜ今なの?です。
下記でわかる通り、教育委員会の重要事項の意思決定を行うのが教育委員4名です。

本来であれば、臨時会を開催し議決をとることではありません。これが緊急を要するからと開かれた臨時会の理由であれば、あまりにも計画性がありませんし、教育委員を軽視しています。
慌てて臨時会で議決をとらなければならなくなった理由はなんのでしょうか?

以上3点の理由から、今は賛成できないといった結論に至りました。

大山地域元気会の皆様とお話をさせて頂いてから、心のもやもやが大きくなり、そのモヤモヤが晴れたのは、先週でした。私もこの結論に至るまで時間がかかりました。
大きければ大きいほど、結論を出すまでの時間はかかります。そして受容するまでの時間がかかり、その時間は必要な時間なのだと思います。

そして、教育振興基本計画の見直しなど、プロセスを考えてこれなかったことを議員として反省し、さらに教育の最上位計画の議決権を議会が持たなかったことを反省しています。

児童数の推移を見れば、待ったなしの状況であること。これは事実。
でも



昨日の谷口たかひさ氏の言葉
「おかしいと思うことには、勇気を出しておかしいと言おう」沈黙は容認。

 


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同じ空の下で

 週末は、白岡秋の彩りフェスタ、大山ランタンナイトとイベント盛りだくさんの一日でしたね。9月議会で会派TSUNAGUの石渡まさひろ議員が提案した「コストコフェア」も早速、味彩センターで開催され、10時30分頃には、大人気の🍞類は、ほとんど完売でした。味彩センター内の品揃えも通常より多く、また店内も大勢のお客さんで賑わっていました。
 また、猫の譲渡会も開催されており、そのブースに並んでいた手作りのピアスを娘のプレゼントに購入。これだけ大きなイベントの開催。白岡市、変わってきましたね。

午後は、子ども食堂「はらいっぱい」のお手伝いに久しぶりに入れました。
昨日は79食。物価高騰の煽りは、勿論、子ども食堂も受けています。以前より食数も増えて居る中、市の補助など一切ない中で、メニューを考え食材を調達しています。お野菜などは、市内農家さんからのご寄付を頂けることもあり、昨日は秋の果物やお野菜をお土産として用意が出来ました。
 以前、他自治体で子ども食堂を始めた方から、「始めたはいいけれど、スタッフの継続が難しくて・・・」というご相談を受けました。資金面だけでなく、継続するには共に活動してくれるスタッフは必要不可欠です。
私は、時間がある時だけなので、年に3回入れればいいぐらいで、殆ど役に立っていないスタッフですが、それでも継続できるのは、そこに集まる方々の温かさ。そう熱意というより温かさだと思っています。
 資金面での継続は、「はらいっぱい」も難しい状況です。
しかし、必要としている子ども達は確実に増えている白岡市です。立ち上げた3人の思いを大切にしながら、何が出来るのかを一緒に考えていきたいと思います。

「白菜挽き肉丼」 ど~ん!と79食

子ども食堂終了後は、大山ランタンナイトへ!
陽も落ちて、ちょうどいい感じ。素敵な光景が拡がっていました。

息子がオーステン(サッカーチーム)だった頃、練習場だった大山小学校には毎週、訪れていましたが、今年は、運動会、ランタンナイトで訪れました。
また、野良猫TNR活動で訪れることは、とても多い地区です。
朝、昼、夜。



大山小学校統廃合について考えること。
議員として不足していたことを反省しています。
そして、議会として不足していることを考えさせられます。

少子化、高齢化、子どもの貧困、街の賑わい、人々の暮し・・・
昨日という一日。
たくさんのことを考える一日でした。

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自分から求めること

秋を楽しむことがないまま、一気に冬到来と感じる気温の変化。
寒くなりましたね。

日々の活動は、Twitter(x)などSNSで発信することが多く、またまた久しぶりの投稿になってしまいました。
私の移動手段は、殆ど車ですが最近は車内でラジオを流していることが多いです。11月8日はTBSラジオで「ジェーンスー生活は踊る」。昨夜は、文化放送「アーサー・ビナード ラジオぽこりぽこり(ゲストは、ヴィヴィアン佐藤さん)」を聞きながら帰宅しました。
メモを取りたい!と思うお話の数々。
”なるほどな~”とか
”そうそうその言葉が欲しかった”など共感できることが多く、特にヴィヴィアン佐藤さんの物事の捉え方は、私にはなかった考えだったので非常に興味深かったです。
メモを取れなかったので、便利なradikoでゆっくり視聴しようと思います。

11月6日は、昨年に引き続き、浦和大学社会学部の授業「主権者教育と政治」にお招き頂き、狭山市議会の笹本議員、さいたま市議会の三神議員と一緒に参加してきました。
事前のアンケートでは、国会議員のあまり良くないイメージが強く、地方議員はやはり身近ではないのだなと感じました。
グループワークでは、大学生の本音が知りたいと思い「投票に行ったことがあるか?」という質問から始め、展開しました。
学生は19歳なので、選挙権を持ってからまだ2年。なので、選挙もそんなにないのですが。
投票する人を”街頭演説や選挙公報などを見て決めた”という学生もいれば、”投票券を見たことがない。親も投票に行かないから”と言った声もありました。

家庭環境も投票行動に関係しているのは、以前から言われていることですが、影響していますね。事後のアンケートでは、「政治に関心を持つようになった」などの声が寄せられており、少しは、お役に立てたのかなと嬉しく思います。

車中では、お気に入りの音楽も心地よいけれど、ラジオのように他の情報から視野を拡げることは出来ないし、スマホ(ネット)も自分好みの情報に偏りがちになってしまう・・・
与えられたもの(環境)で完結するのではなく、自ら求めていくことが視野を拡げ、新たな繋がりを生むこと。
そして、それがワクワクする楽しみになることを感じている週末です。

「投票券はどこ?」
次の選挙では、その一言から動き出してくれたらなと期待しています。

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ありがとう

みんなが真剣に考え みんなが動き みんなで動き みんなが動かした!

取り下げが発表になった後、率直に感じた気持ちを👆
Twitter(X)に投稿しました。

みんなの力が集まれば、これだけの事が出来るんですよね。
取り下げになって本当に良かったです。

今回、私を動かしたのは近隣市町にお住まいの子育て中の母親からのメッセージでした。
彼女からの連絡がなければ、このような動きはとれませんでした。
ありがとう🧡
本当にありがとう。
あなたのお蔭で多くの県民にそして、全国にこの条例改正のおかしさを伝えることが
出来ました。

そして、一緒の思いを持ってくださったみなさん。
本当にありがとうございました。

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虐待禁止条例・今回の騒動で思うこと

※長文になります※

10月6日。審議される委員会には、白岡市議からは私と尾嶋議員、和賀議員が傍聴に行きました。(連合会派、その他の議員は組合議会などで傍聴できず)その他、自治体議員では川越市議と越谷市議の2名でした。どちらも改革ネットの議員さん。

可決したから、騒いでいるのではなく可決して欲しくなかったから委員会前から動き(空振りでしたけど)、そして傍聴もしました。

私が児童虐待問題に取組みだしたのは、市議になる前からです。子育て相談員としての仕事、そしてネットアドバイザーとしての活動にも関わることであったし。
でも、考えてみればそれ以前からですね。
それは、大人達に守られるべき存在の子ども達が、虐待に遭うことは絶対にあってはならないことだから。

そして、5年前に埼玉県が主催の社会的擁護を考えるセミナーに参加し、そこで被虐待児であったブローハン聡さんから壮絶な虐待の話を聞き、さらにこの問題に取組むようになりました。
そこでの出会いが、彩の国子ども・若者支援ネットワークの白鳥さんとの出会いに繋がり、今、白岡市で行われている見守り事業へと繋がっていきました。

だから。
この条例が可決されることを阻止しなければと本気で考えているのです。

”マスコミが誤解を与えている”という言い訳が聞こえてきますが、しっかりと事実を伝えていますよ。委員会を傍聴したので 真実はどちらかわかります。

委員会でのやり取り:
「民間企業のデータ以外に調査はされましたか?」の質疑に対し「1ヶ月間パブリックコメントを受け付けました」との答弁。

皆さんご存じでしたか?自分達の暮しに関わるこの条例のこと。
自民党県議団のホームページで意見を募集していることを。
私は知りませんでした。
地元選出の県議は、このことをどのようにして市民町民に伝えたのでしょうか?


それなのに 今になって「頂いたご意見は貴重なご意見として県議団に持ち帰り、議論します」

条例の提出者になる前に、委員会で賛成する前に市民や町民の意見を聞くものですよね。
そもそも 市民や町民の暮らしを知らないのでしょうか?

「子ども食堂 といった子どもが安心して過ごせる居場所づくりの推進においても県が講ずるべきだと考えます」と条例提出者代表が答弁していました。

子ども食堂を利用する子どものことを知らないのだなと思いました。知っていたら このような言葉は出てきません。そして 子ども食堂は推進するものではなく 子ども食堂が必要のない世の中にすることが政治の役割です。

白岡市でも、ボランティアでずっと子ども達のために活動してくれている方々います。
一度でも、話を聞いたことがありますか?
現場を見たことがありますか?


こんな事も知らない人達は、虐待で苦しむ子どもの事を知らないし考えていないだろうと思いました。実際、その議論はなく 家庭が安全でない子ども達は置き去り。

その他の質疑&答弁からもこの条例は”否決”しなければならない!!って思いました。

でも 賛成したのです。

覚悟を持って ご自身の信念に基づいて賛成したのですよね?
それなら 信念を貫くべきではないですか?
賛成・反対の判断はそれぞれなので、構いません。
だからこそ、私たち市民町民にご自身の意見をしっかりと説明して欲しいです。


* * *一連の騒動で どこをみて  だれのために なんのために活動するのか* * *
再確認が出来ました。

* * *一連の騒動で思ったこと* * *
私たちの暮らしを託す人を決めるのが選挙だということ。
諦め、無関心が生んだ結果だということ。
そして、無関心でも投票に行かなくても責任を負うのは私たちだということ。

本日、記者発表があるらしいです。
情勢が変わらない限り、私たち会派は市民に訴えます。
そして、市民と考えます。
今日は、白岡駅で。

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動物愛護週間です

9月20日~26日まで動物愛護週間です。21日は彩の国動物愛護推進員として、浦和駅で啓発活動を行いました。県担当職員と推進員で2000枚のクリアファイルと啓発チラシを駅利用者の方々に
お配りしました。

そして、9月23日(土)は、白岡市で初めてとなる動物愛護をテーマにした「わんにやんフェスタ」を市役所敷地内にて開催しました。市内の野良猫TNR(繁殖抑制)活動をしている団体らが実行委員となり、環境課のご協力を頂きながらの開催。
朝6時頃は、まだ土砂降りの雨☂で、天気が心配されましたが、わんちゃん同伴のイベントにはもってこいの天気となり、予想以上の来場者で会場は賑わいました。

私たちの団体では、猫の知識を拡げてもらおうと三角くじのクイズと「大人の本気の輪投げ!」と「子どもにはめっちゃ優しい輪投げ」を行いました。
藤井市長とシラオ仮面は、猫耳もつけて輪投げに挑戦! 
皆様のご協力のお蔭で活動の周知と活動資金の支援を頂くことができました。
ありがとうございました。

さらに、嬉しいことがもう一つ。
「野々口さんのブログを読んでいるけれど猫のことがあまり載っていませんね」と
ご自身のペットの猫のことを書いているというブログのコピーを持ってきてくださった方がいました。猫関係は、インスタやTwitterが多く、確かにブログへの登場は殆どなかったかもしれません。間もなく、我が家に来てから9年になる”のんちゃん”と”くーちゃん”も時々、登場させますね。ということで、早速ですが、昨日のフェスタで購入した”猫ちぐら”を取り合う画像を

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ムラ社会

今日は、元陸上選手🏃‍♀️で、走る哲学者と呼ばれている為末大氏が
X(Twitter)に9月16日に投稿した内容をシェアします。

「私たちの世代(45歳周辺)は、まだ日本に市場がそこそこあり、縄張りもはっきりしていてその中でやっていくためにはムラのしきたりに従う必要がありました。ですから肌感覚でしきたりはわかります。 ところが、令和の世代はいきなり世界に出てしまったり、今までになかった市場で評価され始めました。こうなるとムラ社会の得意技の 「この世界から干すぞ」 が通用しません。ムラの力は、ムラの中でしか通用しないからです。 こうして、令和世代は新しい世界に飛び立ち、昭和のムラ社会は徐々に衰退していく市場の中でお互い身を削ったり、必死に防衛する戦いを繰り広げていました。
 しかし、なんとか守ってきた昭和システムももうそろそろ持たなくなってきていると感じます。 正直なところ、ムラ社会に半分浸かっていた私も億劫な気分ですが、それでも生き残るには外に出ていくしかありません。人生の後半戦でギアチェンジですね。それから次の世代の蓋をするわけにも行きません。私たち世代には「タブー」が染み込んでいます。でも、それをムラの外から見れば、一体何がタブーなのかわからないぐらい滑稽なことかもしれません。令和世代の方と話すと 「なんでそんなことに気を遣っているんですか」 とシンプルに問いかけられます。ああ、自分も古い考えに染まってしまっているなと気付かされます。
    未来は明るい。世界は広い。令和世代の方達の邪魔だけはしないように、それから自分の考えも都度新しくしながら大きく広くいきたいものだなと思います。」 ここまでが引用です。

【ムラ社会の得意技の 「この世界から干すぞ」】

私は、昭和40年生まれですが、元々鈍感なのか・・・
この”ムラ社会の得意技”をあまり感じることなく生きてきました。
 しかし、ここ数年はよく感じます。感度が良くなったのかな🙄
目的を果たすためにムラ社会が機能することを何度となく経験してきました。
そして、そのムラ社会は自分達のためにだけに存在し、未来を考えていないですね。
もうそんな時代ではないです。
そのようなムラの力が大きいところは、取り残されていくことになります。

以下は、為末さんの投稿に寄せられたコメントです。👇
「若い人たちの行く道を、狭量で事大主義な権益者が邪魔したり
獲物にするのはやめてほしいです」

あります あります。色々な場面で。
もっと前進できるのに、もっと違った方向に行けるのに。って思うことも
ここ数年はよくあります。

そのムラにしか自分の居場所がないからこそ、必死にしがみつき、ムラの外では、力がないことがわかっているから、ムラを守ろうとする。
為末さんの言葉を借りれば
令和世代の方達の邪魔だけはしないように、それから自分の考えも都度新しくしながら大きく広くいきたいものだなと私は思います。

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情報は人を動かす

「情報は人を動かす」
ネットアドバイザーの恩師から数年前に教わった言葉です。

先週の土曜日。
久しぶりに夫と2人でレイトショーに行き
鑑賞した映画・福田村事件は、まさに “情報は人を動かす”でした。

自分が正しいと信じる情報で。
大勢が正しいと信じる情報で。
そして時代や環境からくる空気感という言葉に出来ない情報で。
人は動かされます。

映画館を出た時、80代ぐらいの女性が
「昔は、酷い時代だったね」と連れの方に話しかけていました。

この映画は、長い間 封印されていた現在の千葉県野田市で起きた事件を描いた作品です。

ネットが普及した現代。
情報は溢れていても
情報により動かされる人間の怖さは、当時と変わらないのだろうと
この映画を観て感じました。

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発達障害について

「テキトー母さんのススメ」の著者である立石美津子先生の講演会を8月6日に開催しました。主催は超党派の地方議員で結成した
一般社団法人LIAN。
昨年に引き続き、今回で2回目になる東京での講演会となりました。

代表である奈良県大和高田市の市議会議員 南 幾一郎さんがFacebookに的確な感想を寄せていますので引用しますね。

*** 「子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方」一般社団法人リアンとして立石美津子さんの講演会を開催しました。ハンデがあるから頑張らなくていけない、こだわりはわがまま、努力すればできる、苦手の強要、偏食の矯正。
そういった「熱心な無理解者」の存在は、障害児との敵対関係、殺伐とした家庭を生む。負の行動をとがめるのではなく、ポジティブワードで取り囲む楽しい正の日々を。大事なメッセージです! ***

22歳になる知的障害のある自閉症の息子さんと歩んできた道のり。そして、親なき後の子どもの事。様々な経験や苦悩から導き出された言葉の数々。
障害のあるなしに関係なく、子育て中の全ての保護者に。
そして、子ども達の支援をしている関係者に聴いて頂きたいお話でした。

ずっとお会いしたかった立石先生。
念願が叶った日でした。

「子どもの将来の幸せのため、今、辛くても頑張らせる」のではなく、
毎日、子ども自身が「楽しい」と思える経験をさせる、その積み重ねが未来への希望を見いだし、幸せな将来を作る。
(当日のスライドから)

選挙ビラに記載した”障がい児支援の充実”。
今回の講演会から、新たな支援に繋がるヒントも頂きました。
ありがとうございました。

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正解のないクイズ

車中で流れていたテレビ東京の
”誰でも考えたくなる「正解のないクイズ」”。
たまたまだったけれど、とても面白い番組だった。
今回は、童話がテーマ。

国際弁護士の清原さんは、「チーター」を登場させた。うさぎとの勝負の後にカメはチータと競争する。しかし、当然ながら負けてしまう。でも、カメは自己ベストが出せたと悔しがってはいない。この教訓は「大切なのは他人との勝負や比較ではなく、自分の成長である」ということ。なるほど・・・

イエール大学の成田助教授は「自転車に乗る人類」を登場させた。生身の人間は、鷹には勝てないが、人類は道具を使って自分の力を拡張させる事が出来る。教訓は「人間の凄さは道具を使うこと」なるほど・・・

昆虫研究家の篠原さんは「人間」を登場させた。サボったウサギには勝てたけど、カメより走るのが上手く持久力のある人間にカメは勝てない。もともと不得意なことを努力することよりもカメなら水中で息を止められるとか、方向性の正しい努力をした方が満足度が高くなるのではないか。教訓は「向いているものをやった方がいい」
なるほど・・・

環境活動家の谷口たかひさ氏も全く同じことを言っていました。
泳ぐことが得意な魚に、木登りをさせようとするのが今の教育である。
木登りは木登りが得意な猿にさせればいいのだ。苦しみながら努力することが美談。それが全て良しとされる、それが教育なのであろうか。

みなさんなら、ウサギとカメにどんなキャラクターを加えますか?

番組視聴はこちらかできます。
https://www.tv-tokyo.co.jp/seikainonaiquiz/lineup/202307/27291_202307191730.html