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行政視察に行ってきました

総務常任委員会のメンバーで、8月19日から一泊で静岡県に行政視察に行ってきました。両市の職員の皆様、お世話になりありがとうございました。一日目は、富士宮市の公共交通について学び、二日目は焼津市で公共施設マネジメントの取り組みについて、学んできました。

運行本数が多いほうがいい街中はバスが走り、中心地から離れた地域は宮タクというタクシーでカバーする。そして、バス停ネーミングライツ制度を導入するなど、市の負担額をゼロにする工夫もされた公共交通の成功例として有名です。

公共施設マネジメントでは、老朽化をむかえる施設の建て替えや維持管理費を考え、施設を廃止したり集約するといったお話を伺いました。焼津市では、小学校の空き教室を修繕し、地域の公民館として新たな活用をしています。宮代町の笠原小学校では、ひだまりサロンが学校内にあり児童と地域の方との交流も行われています。空き教室の利活用は、比較的取り組みやすいものでは?と思います。

焼津市と公共施設の数は違いますが、白岡市も同じように老朽化の波が一気に押し寄せます。生産人口の減少、限られた財源の中で、新しい施設を望む声や廃止反対の声にどのように向きあい、理解し合うのかが一番の課題に感じました。

そして、財政が厳しいのは、どこの自治体でも同じで。他の困りごとも似たようなものなのだと思います。だからこそ、思考、意識の向け方、ちょっとしたアイディアやセンスで大きな違いが生まれてくるのだと改めて感じました。

 また、生産人口が減少していく中で、“何かを実現または維持するためには、何かを諦めなくてはならない”という覚悟が私たちにも必要だと思っています。