夏休みの終盤の5日間、朝6時30分からラジオ体操が行われています。2学期に向けて、早起きの習慣に戻すためでしょうか。
私が小学生の時は、近くの公園で夏休み中は毎朝、ラジオ体操がありました。小学校4年生の時は、全日程ハンコを押してもらうことができ、大変嬉しかったのを覚えています。もともと、休みと言えばゆっくり寝ていたいタイプだったので、全日程行えたのは私にとっては、努力の賜物でした。なぜ、4年生の時に”毎朝行くぞ!”と目標を立てたかと言うと。私にとって非常に大きな転換期だったからです。アトピー性皮膚炎が酷くステロイドを服用していた私は、小学校3年生までは、顔も体もまん丸でした。
副作用が強いことから服用をやめ一気に体重が減り、激変したのが小学校4年生だったのです。
嫌なことはしなくてもいい。我慢はしなくてもいい。確かにその様な場面もあると思いますが、それが全てではないと思います。大きな意味もなさそうな、単なるラジオ体操全日制覇。せっかくの夏休みぐらいゆっくり寝ていればいい。そんなことを頑張らなくてもいい。かもしれないけれど。
未だにハンコを押してもらった記録用紙の紙の素材までが鮮明に記憶にあり、頑張った自分の思い出として残っています。小さな目標だけど、達成できた時の喜びと自信は、ずっと残ります。
高い目標ではなく、少し頑張れば達成できる目標をいくつも経験することのほうが、子ども時代には必要と以前、教えて頂きました。本当にそうですね。
夏休み最後のラジオ体操をしながら、こんなことを考えた朝でした。
そういえば、私の小学校では運動会午後の部は、4年生~6年生のみの参加で、ラジオ体操第2が特権のような感じでした。そんなことで、優越感に浸れた小学生時代。今となっては、笑えるけれど、指先まで指導され真剣に取り組んだ時代でした。