コロナ感染者の為に必死で治療にあたられている医療従事者への
誹謗中傷。
感染した方が発信しているSNSへの投稿にも、心ない言葉が並びます。
また、学校現場でもコロナを理由に子ども達のいじめが発生するのではないかと昨年から懸念されておりました。
都留文化大学非常勤講師 寺崎 賢一氏が 月刊誌・生徒指導で
「正論を逆手にとったいじめにはカント道徳を」というタイトルで、学校現場におけるコロナ禍のいじめ対応について取り上げています。
【正義より善を重んずべき】どのような困難にあっても「人間の心」を忘れてはいけない。コロナ禍においても、いじめをするまで過剰になってはいけない。ということを学校現場で、子ども達に教えて欲しい。
「飛沫でも接触でも感染するぞ」といった正論(正義論)を盾にして、陽性者が出た家族の子どもや医療従事者の子どもに「いじめ」をするまでに過激になるのは《阿修羅の正義》に陥ってしまっていることを意味する。
「正義と善とは違います。よく考えて正論よりも善を優先して生活をしていきましょう」教師からの呼びかけが、今は大切ではないでしょうか。と書かれています。
正しいことであっても、心を忘れてまで押し通すことは正義ではないという事ですね。
大人はどうなのでしょうか。
家庭内での会話。
職場での会話。
コロナを怖がるあまりに、そのような言動はなかったか?
心までなくして人間界から阿修羅界に落ちていないか?
私も日々、気を付けていきたいと思います。