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豪雨災害の体験から学ぶ

5月21日。昨年7月4日に九州地方を襲った豪雨で、球磨川が氾濫した熊本県人吉市。今日は市内防災士勉強会にて、人吉市議の方達から被災体験に基づくお話を伺いました。(コロナ禍であるため、自宅でのzoom参加となりました)

人吉市公式ホームページより
人吉市被害状況 著作権フリー画像(キロクマ)より

災害状況詳細から始まり、各議員さんが体験されたお話と質疑応答の約1時間半。実際に被災された方々の生の声をお聞きしました。

特に池田議員の体験は、映像が思い浮かび恐怖を感じました。
お母さまの胸まで水が来ている状況での救助活動。その後、議員は流され救助されたこと。氾濫してからわずか30分で水位がそこまで高くなることも驚きです。

 また、市民にとったアンケート結果など。現実に経験していなければわからないリアルな数字もご報告いただきました。

今回の講和で分かったことは
ハザードマップが役立たなかったこと(池田議員のご自宅はハザードマップでは、50cm。 しかし、現実には2mとなった)
❷雨の音で防災行政無線の音が聞こえなかった
❸在宅避難の方には、特に情報が届かない。 なので、支援物資が受け取れないなどの問題があった
❹コロナ禍のため、避難所での炊き出しにかなりの制限がある
事前に理解しておいた方がよい。(全てお弁当対応だったとのこと)
❺心のケアー(話し相手)が必要
❻発災直後からの議員の行動体制を事前にしっかりと決めておいた方がよい


そして、とても印象に残ったのは
今の豪雨は、想像をはるかに超えています。想定外のことが起こります。という言葉と
大丈夫だろうではなく、かもしれないを考えなければ命とりになるという言葉です。

机上で考えたことが、果たしてどれだけ役に立つのだろうか?という思いと それとは、逆に発災直後は机上では考えられなかったような人と人の助け合いが自然に起こることを今日の講和から感じました。

課題を見つけるためにもリアルなお話をお聴きすることは非常に大切。
とても有意義な時間でした。ありがとうございました。