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今日は、北川辺へ

UCカードは持っていないですし、よく読めば内容もおかしいので引っかかることはありませんが、このような迷惑メールはネットアドバイザーを始めた12年前から既にありました。未だにこのようなメールが届くという事は、騙されてしまう人もいるという事ですね。届いたらすぐに削除!です。

 さて、今日は加須市立北川辺中学校2年生の皆さんにネットのお話をしてきました。昨年もこの時期にご依頼頂きました。県の担当も言っていましたが、やはり夏休みに入る前にネットとの付き合い方を今一度、啓発したいという学校が多いそうです。
❶長い休みは、会えない友達との連絡が頻繁になるからなのか?
いえいえ、毎日学校で会っていても子ども達は、連絡を取り合っていますし、長い休みだから特別とは考えにくいですね。
❷時間があるので長時間利用が心配だから?それはあるでしょう。実際にゲーム依存気味になり、2学期から不登校になってしまった事例もいくつもありますから。
❸ネットで知り合った人に会う? 時間があるので、それも心配ですね。

”ワンピース(漫画)をYouTubeに投稿した中学3年生”の事例を毎回、講座で話します。そして彼が犯した著作権法違反により、”損害賠償請求額は、いくらだったか?”をみんなに考えてもらいます。ネットは使っていても著作権などの法律を知らない生徒が殆どです。たとえ知っていても額までは難しいですね。
”100万、1千万、1億…” 今日も何人かの生徒さんが答えてくれましたが、今まで当てた人は一人もいません。
”じゃぁ1億だとして、みんなは払える? 払えないとしたらみんなのお父さんやお母さんは払える?”と聞くと、勿論みんな顔を横に振ります。このように何かあった時に社会的責任をとるのは保護者になります。だからこそ、与える以上は覚悟と責任をしっかりと持たなければいけないわけです。

先日、Twitterでとても素敵な投稿を見ました。
「母親から口うるさく言われたこと 
・挨拶をしなさい愛されるから
・時間を守りなさい信頼されるから
・助けてといいなさい助けてくれるから 
お母さんの言葉というのは子どもをずっと守り続ける言霊になる」

”うるさいな。わかってるよ。同じこと何度も言って”
きっと、そう思っていた時期があったのだろうな。もしかしたら、それで喧嘩もしたかもしれない。でも、大切なことを伝え続けたこの方のお母さんって素晴らしいなと思います。

特に思春期に入ると扱い方がわからなくなって親も悩むことが多いです。機嫌が悪い時が増え、”腫物を触るようだ”ともよく聴きますね。勿論、大人へ成長する大事な時期ですから、言いたいことを我慢して見守ることも大切。
でも、振り返ってみると衝突を避けるためにそれを理由にしていたようにも思います。物わかりのいい親と思われる方がずっと楽ですからね。

 でも、やっぱり大事なことは”口うるさい”と思われても伝えるべきですね。ネット利用に関しても同じです。嫌な親だと思われても、それで子どもを守れるのなら、その方がずっといいです。
”子どもをずっと守り続ける言霊になる”ような大切にしたい事は、やはりしっかりと伝えて欲しいと思いますし、私も伝えていこうと思います。

 さて、著作権法違反による損害賠償額は? 

北川辺中学校のみなさん、今日もありがとうございました。