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白岡市聴覚障害者協会創立30周年記念大会

10月13日。自主避難所になっていたコニュニティーセンターも午後は聴覚障害者協会創立30周年記念大会で多くの方が訪れました。お祝いの式典の後には、全日本ろうあ連盟60周年記念に製作された【ゆずり葉】が上映されました。

分娩室に入った妻を廊下で待つ夫。でも、聴覚障害のある夫には、わが子の産声が聞こえない…健聴者である私が、この映画の中で一番ハッとした場面でした。健聴者にとって当たり前のことが当たり前じゃない。わかっていたようで、やっぱり理解できていない自分を目の当たりにしました。手話で展開されることが多いこの映画は、さらに無音の辛さを感じ苦しくなりました。無音。そうなのですよね。聴覚障害者の方々は常にその中にいる。ハンカチなくしては見れない感動のストーリーでしたが、意識しなければ見失いがちな大切なこと、当たり前のことを気づかせてくれる素晴らしい映画でした。

白岡市では、手話を言語として認める【手話言語条例】の制定に向け委員会で検討中です。ちょっとした手話ができる人が増えることにより、日常生活だけでなく、特に避難所などを利用しなければならない不安な状況になった時に、どれだけ心強いだろうと思います。

聴覚障害の方には視覚での情報を。視覚障害者の方には、聴覚からの情報を。災害時は特にですが、バリアフリーが必要だと。この大会に参加し強く感じました。

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台風19号

20河川が氾濫するといった大きな爪痕を残した台風19号。白岡市は大きな被害はなかったものの、自主避難場所を開設するといった対策をとったのは、新白岡に住んで21年の間にはなかったように思います。12日の夜、白岡東小学校は市の職員さん、地元自主防災会の三役と自治会長が詰め、3組の方が避難されていました。翌朝は、みなさん無事にご帰宅され、利根川の水位が下がるまで開設しているとのことで、市の職員お二人が残っていらっしゃいました。いつもは水はけが悪い校庭は、水たまりがなく台風が通過したことが嘘のような風景でした。

13日朝の白岡東小学校

また、不安が続く中、安心安全のための情報受発信は非常に大事です。そして、どのような環境にいる方にも正確な情報を届けること。情報の格差をなくすことに努めるのは必須です。私のSNSにも不安の声が届いておりましたので、出来るだけTwitterなどSNSで情報発信をいたしました。13日の朝は、元荒川の画像を石原とみ子議員から、関口まさお議員からは総合運動公園などの画像。そして白岡市の画像をUPされていた方の情報をシェアーし、今その時点での白岡市の情報を発信しました。

13日朝の元荒川

今後の課題は、ネットの利活用とネットを利用できない方々への情報の届け方だと思います。

さいたま市では防災無線を使い、その内容をネットでも発信していました。暴風雨で聞こえづらいなどの問題があった自治体もあるようですが、市全域に伝えられる唯一の手段です。

また、ペット同伴の避難所がないこと。そして、同伴可能かどうかも周知されていないことです。ペットは禁止ということで、車の中で過ごされた方のお話も聞きました。動物アレルギーなどの問題もありますし、避難時に備え日ごろからペットをゲージに慣らさせるなど飼い主側の対応も必要になります。我が家にも2匹の猫がいるので、家に置いて避難所に行くという選択はやはりありません。さいたま市のようにペットだけの場所を設置するなどの対策が必要だと思います。