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サイバー攻撃と行政DX

”ウィルスバスターでおなじみのトレンドマイクロは、国内の大規模製造業の66.7%がサイバー攻撃を受けたことがあり、そのうち生産を停止したのは77%。停止期間は4日以上に及んでおり、IOTが普及する生産現場のリスクが浮き彫りになった。との調査報告をまとめた”と日経新聞が報じています。
紙面の中で記事としては、小さいですが非常に大きな問題ですね。

 一見、私たちが使用するスマホやパソコンには関係のない話にみえますが、実は多いに関係してくる話でもあるのです。銀行名で届く偽物のメールやamazonを語り不正にアカウント情報を盗もうとするメールを受信されたことがある方は多くいらっしゃると思います。そして、その様なメールの中には遠隔操作をするためのウイルスを仕込む目的のものあります。

 遠隔で操作されてしまうとどんな事に自分の端末が使用されるのかは不明で、分からない間にサイバー攻撃をしていたという事も実際に起きています。
自分が普段使用しているパソコンやスマホがサイバー攻撃をする1台になり、企業に多大な損失を与えてるとしたら…とても恐ろしい事です。   
 そして、これは大人が使用する端末だけでなく、子どもが使用する端末にも同様の事が起こります。ですので、中学生以上の子ども対象の講座では、セキュリティの話もしていました。ウイルスの侵入を出来るだけ防ぐためにも、セキュリティソフトの導入は必須ですね。

 また、省庁では2000年にかなりの数のサイバー攻撃にあっています。(不正侵入)
  1月24日 科学技術庁 ホームページ改ざん
  1月25日 総務庁統計局 データ消去
  1月25日 総務庁本庁 ホームページ改ざん
  1月25日 総合研究開発機構 ホームページ改ざん
  1月26日 科学技術庁 ホームページ改ざん
  1月27日 総務庁統計局 ホームページ改ざん
  1月27日 運輸省 ホームページ改ざん
  1月28日 参議院インターネット審議中継 ホームページ改ざん…まだまだ続きます。日本では、これをきっかけにセキュリティ対策が強化されたそうです。

このような中、行政のデジタル化を推進する動きは加速しており、ペーパーレスだけでなく、あらゆる情報がつながる事で手続きの簡素化や効率化などプラスになる事が多々あげられます。例えば10万円給付やワクチン接種予約についても、効率よくするためのデジタル化が図られていたら…という事もあるでしょう。

 しかし、行政DXもこのようなサイバー攻撃と隣り合わせ。また、コロナ感染拡大後は、サイバー攻撃が増加しているとの報道もあります。 また、政府も自治体に対し”行政のデジタル化(行政DX)推進とサイバー防衛策は一体で”と促しています。

サイバー攻撃、サイバーテロ。
身近に感じない言葉ですが、実は私たちが使用しているパソコンやスマホが攻撃する1台になりうること。デジタル化が一層進む中、個人個人のセキュリティ対策をしっかりすることが大事だなと新聞記事を読み、改めて感じました。

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