埼玉・千葉・神奈川の三県でも緊急事態宣言発令が決まりました。白岡市でも高齢者ではなく、その前の世代に感染者が増加傾向ではありますが、昨日7月28日の小池都知事の発言には驚きました。
一つ目は、「若者にワクチン接種をして欲しい」といった発言です。
ワクチンが潤沢であり予約もスムーズにできるのに若者が接種しないのであれば わかります。
しかし、白岡市でも64歳以下は予約も始まっていません。要望した数の半分しかワクチンが供給されない状況でどうしろと?
ワクチ不足は、何も白岡市だけの問題ではなく、どこの自治体も同様です。自衛隊大規模接種会場の予約も一瞬で埋まってしまいます。この現実を知っていての発言なのでしょうか?
そして、二つ目は「一人暮らしの方は自宅を病床にしてもらうことで病床確保につながる」といった発言です。
都内に住む一人暮らしの知人が2週間前にコロナを発症しました。
39℃を超える熱が4日間続いても入院できず自宅療養。「解熱剤を届けてもらいたい」と伝えると「届けてくれる薬局があるから、自分で調べて手配してください」との対応。高熱が出ているときに、ネットで調べられますか? そして、自宅療養者に届けられる食糧も発症してから1週間後に到着。保健所の手が回らない状況なのです。
一人暮らしとは、誰の助けも受けられない可能性がある人達です。
それを病床確保につながるから自宅療養とは、あまりにも酷い。
一方、埼玉県では7月28日現在2,303人の自宅療養者がいます。(県ホームページより)自宅療養者に対する食糧支援を行っていますが、ますます自宅療養者が増えた時に果たして埼玉県の支援が遅れることはないのでしょうか?
岡しげお県議に伺ってみたところ
”埼玉県では一人暮らしの自宅療養者で希望者に食糧支援をしていること。また、電話による健康観察を行っていること”をすぐに調べてくださいました。(今のところ、埼玉県では食糧支援の遅れはなさそうです。)
連合会派では、今年1月に”白岡市として食糧支援と自宅療養の手引きの発行”を要望しました。その時は「誰が自宅療養者になっているのか市では把握ができない」とのことで食糧支援には至りませんでしたが、自宅療養の手引きが5月に発行されました。
都内と違い一人暮らしの方は少ないかもしれません。でも、市民に一番近い自治体だからこそ、手厚い対応ができます。そして、準備しておいても利用者はいないかもしれませんが、その体制ができているのとできていないのでは、市民の安心感は大きく違うと思うのです。
「一人暮らし自宅療養者の方へ 食糧支援しますのでご連絡ください」と発信しておくことは出来ますね。
それから白岡市内で薬を配達してくれるお店を調べてみましたが、見つけられませんでした。やはりこちらも家庭で準備しておいた方が安心ですね。そして、災害時と同様の食糧備蓄をしておくことも必要です。
我が家でも今一度、確認しようと思います。