11月29日。第1通告者~第6通告者の一般質問が行われました。
コロナ対策により傍聴も15人までですが、朝から沢山の方が傍聴にお越しくださり、議場に入れず1階のモニターで視聴された方も
おられました。
一般質問の質問時間(答弁時間は含まず)は、こちらもコロナ対策により35分と短縮されておりますが、第5通告者である私が質問にたったのは15時5分でした。
今までは2~3問の質問をしてまいりましたが、今回は”補助金交付に関わる事務執行等及び会計処理について”の1問に絞りました。
既に、不備があった事を認め謝罪がされた後でしたので、質問の内容は簡潔に”具体的な不備の内容と発生した原因、いつから発生していたのか、そして改善策”をお聞きするものでした。(質問と答弁合わせて30分もなかった😲)
不備は、実績報告書(補助金の使途を明確にするもの)の未提出など書類が揃っていないこと。そして、書類は5年間しか保存しないため、いつから発生していたのか確認できないが、平成28年~の5年は同じ状況であったことなどから、補助金交付の規則で定めた通りに事務執行がされていない事が明確になりました。
さらに一番の問題は、一つの支払い対し3つの支払い方法が存在していたことです。
❶補助金要綱では”概算払い(事業の前におおよその額を支払い、事業後に精算する方法)
❷実際の支払いは、”前金払”(確定した額を支払う方法)
❸会計処理上は、”通常払い”(後払い)の3つです。これは、あってはならないことです。
さらに会計処理も含め規則や要綱に基づいた事務執行がされていれば年度内に精算が行われ、単年度予算主義の原則を遵守できたはずです。
職員の認識不足やチェック体制の甘さなどが原因として挙げられておりましたが、最後に市長自らの言葉でしっかりと改善していく旨、答弁されました。
人は、誰しもミスはします。しかし、組織としてのミスはその間違いに気が付かず慣例化してしまうと今回のように大きな問題となってしまいます。今一度、慣例化したものに間違いはないのか?と言った視点を持って欲しいことをお伝えし質問を終えました。
6月議会から始まった補助金交付に関する質問については、以前のブログにも記載した通り、脅しとも取れる言葉を団体関係者から言われたり。「野々口が団体を潰そうとしている。補助金を減らそうとしている」などと言った質問の趣旨とは全く違った噂を流されてきました。
市民の大切な税金の遣い方として適正なのか?そして、地方自治法施行令、補助金交付規則や要綱、会計規則に基づいた事務執行がされていないのではないかを問題として提議し、質問してきました。そして何よりも今後、適正な事務執行に向け改善されることが一番の望みでした。
選んで頂けたからこそ市議としての仕事ができます。
ありがとうございます。